転職・再就職活動を始めたばかりなのに、あっさりと決まってしまった。
面接1社目で内定が出てしまった。
失敗したくないので、複数の企業を比較検討しながら慎重に転職活動を進めたいと思っていたにも関わらず、拍子抜けしてしまうほどすぐに内定が出てしまうということがありますよね。
私の場合も、30代後半で再就職活動を行った際に、1社目の面接で内定が出てしまい、辞退すべきか就職活動を続けるべきかで悩みました。
結論から言いますと、転職・再就職活動を始めたばかりにも関わらず、1社目であっさりと内定が出た場合、受諾するか内定辞退するかはその企業の条件と、あなたの満足度次第です。
なぜなら、就職は縁やタイミングにも左右されるため、企業が求める人材とあなたの経験やスキルがマッチすれば、あなたの活動期間に関係なくスピード内定が出てしまうからです。
そこで、内定をもらった企業のどのような点を再確認するべきか、どのようなことを注意すべきか、他の企業も受けてみたいと思った場合は?といった内容で、当記事をまとめていきたいと思います。
Contents
転職活動を続けるか否かは、内定企業の条件とあなたの満足度次第
給与や賞与、昇給などお金に関することを再確認
転職や再就職は人生の大きな転機です。
覚悟を決めて転職に望む場合には、一つ一つ順序を踏みながら、慎重に入社する企業を決めたいと思いますよね。
ブランクを乗り越えて再就職をするという場合にも、最初の頃は何から始めればよいかわからないので、いくつかの企業の面接を経験しながらじっくりと決めていきたいと思う方も多いと思います。
そもそも、30代後半からの転職・再就職活動は決まるまでに数か月が必要で、長期戦になるということを覚悟していましたよね。
それにもかかわらず、転職活動を始めてすぐにトントン拍子に面接となり、あまりにもあっさりと内定が出てしまうと躊躇するのも当然です。
しかしながら、転職・再就職活動は、ご縁もあります。
企業が求めている人材と、あなたの経験やスキルがマッチすれば、あれよあれよと言う間に、拍子抜けするほど簡単に内定が出てしまうこともあるのです。
あなた自身が内定をもらった企業に対し、好印象であり、働きたいと思えたのであれば、活動期間にこだわる必要はありません。
しかしながら、確認しないと後悔する可能性があるのは、>給与や賞与、昇給などお金に関する条件です。
- 昇給はあるのか?
- 給与は月給制か年俸制か?年俸制なら賞与や残業代の扱いは?
- 月給にみなし残業代/固定残業代が含まれていないか?
- 賞与は前年実績で何か月分支給されているのか?
求人に記載されている給与が、月給で30万円となっていたとしても、その内訳として40時間、50時間の固定残業代が含まれているというような企業の求人は注意しなくてはなりません。
なぜなら、みなしや固定残業代を含むということは、その時間分はほぼ間違いなく残業が発生しているという意味だからです。
また、固定残業の超過分については、本当に支給されているのかどうか怪しい企業も多々ございます。
前職で残業が多く、体調を崩してしまったため、次は定時に退社できる企業で働きたいと思うのであれば、みなし残業代が含まれているような企業は避ける方が無難です。

また、賞与についても前年実績で何か月分支給されているのかということについては、入社前に確認しておく必要があります。
なぜなら、賞与が出ない企業と、5か月分が支給されている企業とでは、固定給が25万円だったとすると、年収で125万円の差がついてしまうからです。
求人広告を見る際には、月給がいくらかということに目がいきがちです。
しかし、賞与や決算賞与の金額をきちんと確認しておかないと、後々後悔するので、入社前には必ず確認しておきましょう。




面接で不安な点を質問し、解消できているか
たとえ面接1社目など、転職活動始めたばかりであったとしても、複数回の面接があり、不安な点や聞いておきたいことが何もないのであれば、入社に迷いはないでしょう。
しかし、あなた自身が、「本当にこんなにあっさり決めてしまってよいのだろうか?」と不安に思っていらっしゃるからこそ、当記事を読んでくださっているのですよね。
- 面接回数1回で決まるなんてブラックではないだろうか?
- 求人募集の背景は欠員補充なのか、増員なのか?
- 離職率が高く、常に人手不足なのではないか?
たとえ転職活動を始めたばかりで内定をもらったとしても、 その企業の面接が複数回あり、仕事内容や職場の雰囲気などがある程度判断できているのであれば、良いと思います。
筆記試験や複数回の面接で、企業側も採用に慎重でありあなたと応募職種がマッチしているか否かを慎重に見極めているからです。


しかし、面接が1度しかなく、時間もわずかで筆記試験もないような企業であれば、正直不安ですよね。
誰でも良いのではないか?
離職率が高く、常に求人広告を出しているようなブラック企業ではないだろうかという不安が拭えません。
不安要素を抱えたまま入社を決めるということは大きなリスクとなりますので、内定後の面談の際にはあなたの懸念点をしっかりとクリアにしておくことが重要です。
また、転職サイトの口コミ情報をチェックしておくのも有効ですね。
初めての転職活動、ブランクがある再就職、未経験職の場合はもう一度よく考えて!
自己分析が不十分のため、転職活動の軸が定まっていない可能性
あなたがすでに複数回の転職を経験しており、 今回の転職も、同じ業界同じ職種でということであれば、転職活動はスムーズで、条件面と雰囲気など直感で選んでもよいでしょう。
しかし、今回の転職が初めてであったり、ブランクを経て再就職をするという場合、あるいは未経験職への挑戦という場合には、もう一度よく考える必要がございます。
なぜなら、自己分析が不十分のため、転職・再就職活動の軸が定まっていない可能性が高いからです。
あっさりと内定をもらってしまったので、複数の企業と比較検討ができない。
心の準備が整っておらず、不安や迷いがある。
未経験なのにあっさりと内定が出て本当に大丈夫?等々。
私自身がそうだったのですが、自分が本当にやりたいこと、重視している条件など の方向性が定まるまでは、3か月ほどかかりました。
様々な企業の面接を受ける中で、転職活動の軸が定まり、方向性が見えてきた結果、「ここだ!」という企業に巡り合うことができました。
ブランクがある場合は特に、最初は何をどうすればよいか戸惑いますよね。
一つ一つ、経験を積み重ねていくことで、自分がやりたい仕事や譲れない条件が定まってきますので、私の場合は1社目で決めなくてよかったなと思います。


どうせなら少しでもよい条件の企業に転職したい!内定保留で、他社も受けてみよう
転職・再就職活動を初めてすぐに内定をいただけると、戸惑いもありますが自信にもなりますよね。
難しいと思っていた就職活動なのにこんなにすぐに採用が決まった!
もしかしたら、他にももっと条件のよい企業があるかもしれない。
このように思うのは当然です。
次にどのような企業で働くのかは、あなたの人生を大きく左右します。
せっかくの機会なのですから、もしも迷いがあるのであれば内定保留を交渉し、他社の選考も続けてみましょう。
企業側も、求職者が複数の企業を同時並行で受けていることは承知しているはずです。
1社しか受けない!なんて人は逆に不安ですよね。
普通の企業であれば1週間程度の保留は想定内だと思います。
私が内定をいただいた企業の中には、「お時間がかかるようでしたら、ご相談ください。」と配慮してくださる会社もございました。
内定保留期間を延ばすためには、内定後の条件面談日をなるべく遅い日程にしておくと良いと思います。
そうすれば、内定から内定面談の日までの日数に加え、面談日からの内定保留期間も加えることができますからね。
もしも内定保留を断るような企業であったり、嫌味を言うような企業であれば、その時点で辞退を検討すべきです。


なぜなら、求職者の事情を配慮してくれないような企業であれば、社員の意見に耳を傾けない、人材を大切にしない企業であるかもしれないからです
最後に
以上、転職・再就職活動を始めたばかりにも関わらず、あっさりと内定が出てしまった場合、どうすればよいかということについてまとめてみました。
転職活動が長期化し、なかなか仕事が決まらないと悩む人からすれば、こんなにも簡単に内定が決まり、受諾すべきか悩むということは贅沢かもしれません。
繰り返しになりますが、内定を受諾するか辞退するかは、その企業の条件とあなたの満足度次第です。
入社するかどうかを見極めるためには、お金に関する条件面を必ず確認すること。
また、ブランクがある再就職や未経験職への挑戦の場合には、自己分析が不十分であなたの強み・弱みと企業がマッチしていない可能性がございます。
私の場合は、複数の企業の面接を重ねることで、仕事選びの方向性が定まり、重視することが見えてきました。

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今すぐに仕事先を見つけなくてはならない!という緊迫した状況でないのであれば、同時並行で複数の企業の面接に挑戦し、比較検討したうえで就職先を決める方が、満足のいく仕事選びになると思います。