現在転職・再就職活動中。
何もかも自分の希望通りの就職先を見つけることは難しいけれど、譲れない条件、妥協できること・できないことは必ずありますよね。
転職・再就職活動において、仕事選びの優先順位を決めておくことは重要だと思います。
なぜなら、応募段階、面接の段階でこのまま選考を続けるか否かの判断基準になるからです。
また、複数の企業から内定をいただいた時に、どの点を比較検討すべきか、また引き続き就職活動を続けるべきかどうかを決断する材料となります。
入社後に「こんなはずじゃなかった」「辞めたい」という状況に陥ることを防ぐためにも、自分にとって何が重要項目なのかを決めておいた方がよいですよね。
そこで、この記事では下記についてまとめていきます。
- 仕事選びの条件
- 転職・再就職活動は妥協すべきではないのか?
- アラフォー・バツイチの私が再就職活動で妥協できたこと、できなかったこと
Contents
仕事選びの条件
仕事内容
まず初めは「仕事の内容」です。
今までのスキルや経験を活かすことができるのか否か、あるいは未経験だけれどやってみたい仕事なのかどうかということです。
求人の記載内容は会社によって様々。
詳しく説明されており、1日の業務内容の流れまでイメージできるものもあれば、漠然としていてよくわからないケースもございます。
以前と同じような仕事内容であれば、ある程度の想像はできるかもしれませんが、未経験の場合には想像ができず困りますよね。
PCを使ったデスクワークが中心、立ち仕事で体力が必要な仕事、一人でコツコツ・モクモク作業、人と常に関わる仕事でコミュニケーション力や柔軟性が求められる等々、仕事内容も様々です。
仕事の内容を重視する場合は、どうしても自分には無理だ、嫌だという内容ではないかどうか、あるいは魅力的で他の条件が多少悪くても挑戦したいものなのかどうかということを明確にしておくと良いですね。
職種・業種
資格を活かして働きたいという場合には、職種や業種を第一優先とする方もいらっしゃるかと思います。
求人を探す際にあれこれと迷う必要がないのはメリットですが、求人数が少ない地方の場合には選択肢を少なくしてしまうというデメリットもございます。
また、経済的に自立するための転職・再就職である場合、その職種や業種で生活できるだけの収入が得られるのかどうかも考える必要がありますよね。
医療事務や保育士の資格を持っている友人の中には、給与が少ないということで全く異なる仕事をしているケースがございます。
他にも、簿記の資格をとったけれど、田舎で求人が少なく、あったとしても経験者優遇なので結局は違う仕事に就いたという友人もいます。
職種や業種は譲れないという場合、収入面で妥協せざるを得ない仕事もございますので難しいところですね。
雇用形態
雇用形態は、正社員を目指すのか非正規雇用でもよいのかということですね。
現在、派遣社員やパート・アルバイトの方であれば、人手不足で売り手市場と言われている今だからこそ、正社員を目指して仕事を探していらっしゃる方も少なくないかと思います。
一方で、仕事内容や勤務時間などを重視される場合には、雇用形態にはこだわらないという方もいらっしゃるでしょう。
また、派遣は時給が高いため、零細企業の正社員よりは大企業で派遣社員として働くというほうが良い場合もございます。
会社の規模
大企業、中小企業、零細企業、それぞれのメリットデメリットがございます。
このため、社員数が数千名以上といった安定した大企業で働きたい、中小企業で裁量権の大きな仕事、幅広い業務を経験したいといった希望がある場合には、会社の規模も仕事選びの項目になりますね。
勤務地・通勤時間
都心で働く場合には、毎日の通勤時間が大きな負担となりますよね。
「職住近接」に越したことはございませんが、企業が集まるエリアは家賃が高く、余裕がある方でないと住むことはできません。
自宅から会社までの通勤時間がどれくらいまでなら許容範囲なのか、乗り換えは何回あって、どの路線を使うのか等は意外と重要なチェック項目だと思います。
また、地方の場合には、満員電車のストレスとは無縁ではあるものの、公共交通機関の本数が少ないといった不便はあるかと思いますし、車通勤であればガソリン代の負担もあります。
どこで働くにせよ、通勤時間は短い方が良いので、自宅を出てから会社のエントランスに入るまでどれくらいであれば、許容範囲なのかは予め設定しておきましょう。
給与・賞与
今の年収が少ないので転職したいという方や、自立するために生活ができるだけの給与・賞与が必要という場合には、譲れない項目になるかと思います。
仕事の内容や職場環境は、実際に働いてみないとわからないというところはございますが、給与であれば求人に記載されていますし、面接や内定後にある程度の賞与の額もわかります。
生活費を見直し、最低どれくらいの年収が必要なのかという下限を設定したうえで、求人を探すとよいかと思います。
勤務時間・休日・残業
小さなお子様がいらっしゃる方、ご家族の休みと合わせる必要がある方は、残業が少なく土日休みであることが絶対条件という方も多いのではないでしょうか。
このため、カレンダー通り、土日祝日が休みで残業が少ない会社というのはどうしても人気が高くなりますよね。
この条件を外せるのであれば、選択肢が広くなりますので、ブランクが長く年齢が高くても正社員として採用される可能性はあると思います。
人間関係
フルタイムの正社員として働くのであれば、1日8時間以上は仕事をするのですから、職場の人間関係は重要ですよね。
しかし、こればかりはわずか数回の面接で数名の社員、役員と会っただけではわかりません。
人間ですから合うあわないはあるかと思いますが、面接時の印象や社内の雰囲気などで、直感的に「違和感を抱く」ことはあるかと思います。
福利厚生
家賃補助の金額は収入の手取りと関わってきます、補助の有無はチェック項目になりますよね。
企業によっては会社の近くに住むことで、補助金が出る場合もございますので、転職・再就職を機に引っ越しも考えていらっしゃる場合には良いかと思います。
また、福利厚生として昼食代が出るような企業や、社員食堂がある場合にはお弁当を作る時間とコストの節約にもなります。
会社の評判・口コミ
大きな会社の場合は、エン転職や転職会議などに口コミが掲載されているので、情報収集の際に利用する方も多いのではないでしょうか。
ネット上の情報をどこまで信用するかどうかは個人の判断ではあるものの、あまりにもマイナスな情報が多数寄せられている場合には、応募するか否かの判断材料になるかと思います。
転職・再就職活動は妥協すべきではないのか?
給与が良くて、残業が少なく、土日祝日がお休みで人間関係も福利厚生も問題なし。
能力が高く、選べる立場であるような人であれば全て揃った理想的な仕事を見つけることができるのかもしれませんが、私も含め、普通の人にとっては、何もかも希望通りというのは難しいですよね。
また、たとえあったとしても、そのような条件の良い求人は競争率も高いため、採用は狭き門となります。
仕事選びに妥協ができないからいつまでたっても仕事が見つからないのでは?と悩むこともありますよね。
しかし、チャレンジする前向きな姿勢は大切だと思います。
人によって、妥協できること、できないことはそれぞれ異なりますから、就職活動に苦戦中であったり、内定後に悩む場合には、どの項目が優先順位が高いのかどうかを自分の中でしっかりと定めておくことが大事かと思います。
アラフォー・バツイチの私が再就職活動で妥協できたこと、できなかったこと
では、参考までに、30代後半でブランクを乗り越えて再就職した私のケースをご紹介しますね。
私の場合は大前提として仕事の内容、具体的には「英語を使用する環境であること」ということが条件でした。
このために、離婚後で精神的にも辛い時期だったにもかかわらず、実家のある地方都市に戻ることを諦めました。
また、一人で自立していくためにも、「正社員」であること「給与・賞与」も重要な条件項目でした。
一方で、職種や業種にはこだわりがなかったため、「英語を使用することができる仕事」ということで幅広い選択肢があったかと思います。
また、会社の規模も重要ではございませんでした。
人間関係については、入社してみないとわからないと思っていたものの、面接時の印象通り、実際に働いてからも人間関係で悩むことはございません。
面接時に関わった人の印象や、職場の空気感というのは、意外と間違っていないのかなと思いました。
最後に
転職や再就職では、複数の企業の選考を同時進行で進めるかと思います。
仕事選びの軸を決めておかないと、内定をいただいた際に内定を受けるのかどうか、このまま別の企業の面接を進めるのか悩んでしまいますよね。
なぜ、気持ちよく内定を承諾することができないのか。ひっかかる点は何なのか。
優先順位が高かった条件を妥協してしまい、入社後に後悔するということは避けるべきだと思います。
求人を探す際には、どうしても譲れないプライオリティーの高い条件は最初から設定しておき、その条件にあう求人を探しましょう。
求人情報が豊富なリクナビNEXTであればあなたに合う条件の求人がみつかります。
仕事選びの条件を固めておくと、納得できる判断ができるのではないでしょうか。