中途採用の面接で、希望年収や、給与のことを聞かれた場合、どのように返答すれば良いのだろう。賞与のことを質問しても良いのだろうか。
ブランク後に仕事復帰を目指す場合には、自信のなさから、「面接時には給与の質問しない方が良いのではないか」、「質問をすると不利にならないだろうか」と不安になりますよね。
私は30代後半で離婚し、仕事に復帰いたしました。
この経験から言えることは、もしもあなたが離婚後に再就職活動するのであれば、 給与や賞与 あるいは年収について、きちんと確認をし、納得のいく条件の企業に就職すべきだということです。
なぜなら、離婚のショックから立ち直り、前向きな人生を歩むためには経済力が必要だからです。
そこで、私自身の体験や、就職活動時の反省を振り返り、下記の内容についてまとめていきたいと思います。
- 面接で給与のことを聞かれた場合、どのように返答すれば良いか
- 面接の逆質問で、給与や賞与のことを聞いても良いのか
- 面接で給与のことを聞かれなかった、説明がなかった場合、いつ確認できるのか
- 給与の交渉が苦手な場合どうすれば良いか
Contents
中途採用の面接では希望給与や年収を聞かれるか?
いつどの段階で希望給与や年収を聞かれたのか?【体験談】
そもそも、中途採用の面接時には、企業側から希望給与や年収について質問されるのでしょうか。
私の場合には、半数以上の企業で1次面接時に質問されるか、具体的な金額を提示されました。
正確に言いますと、企業側から提示があったのは1社で、残りは全て質問という形でした。
提示があった1社に関しては、求人に記載通りの金額です。
*別途相談などといった曖昧さはなく、シンプルかつ明快でした。
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「給与についてですが、3か月間の試用期間は基本給〇〇万円、別途残業代です。しかし、弊社の場合、残業はほとんどございません。試用期間後は試験を受けていただき、基本給〇〇万円(*試用期間から7万円up)となります。」
この企業は基本給が高く、魅力的ではございましたが、残念ながら1次面接(含む筆記試験)で落ちてしまいました。
書類選考に通過したのが奇跡のようでしたので、面接に呼んでいただけただけでも感謝です。
この企業以外は、1次面接の最後のほうで面接官から質問されましたね。
年収ベースの企業の場合には、希望年収。賞与がある企業の場合には、「給与は月額でどれくらいをご希望でしょうか。」といった感じです。
希望給与や年収を聞かれた場合、どのように答えるか
面接官から希望給与や年収を聞かれた場合どのように答えれば良いかどうか迷いますよね。
私の場合は、履歴書には模範解答通り、「貴社の規定に従います」と記載していました。
このため、企業側から具体的に尋ねられたわけです。
リクナビによりますと、希望給与を質問された場合の回答のポイントは下記の通り。
- 業界、職種における給与相場を知っているか
- 現在の給与は世間一般より高い方か、低い方か
- 希望給与に見合うだけの貢献ができる裏付けがあるか
- 上乗せを狙うとしたら、あといくら欲しいのか
私のように、10年ブランク後の再就職というケースとなりますと、比較ができる給与がございません。
このため、業界や職種の給与相場を確認しておくということが重要になってくるかと思います。
また、私の場合は離婚前から離婚後にかけて就職活動を行っています。
離婚後の場合は、自活できる経済力が必要なのは明らかでしたので次のように回答していました。
「御社の求人内容を拝見し、応募しておりますので、御社の規定に従います。具体的な金額ということであれば、独り暮らしをしていますので、現在の生活水準を維持できる〇〇万円程度の金額を希望します。」
転職とは異なり、ブランクありの再就職の場合、現在の年収を根拠に希望金額を答えることができないというデメリットを強く感じました。
しかし、悔やんだところで再就職なのですから仕方ないですよね。
希望の根拠となる年収を提示できないのであれば、 最初から「最低限これだけは必要」という給与額を決めておき、その金額を下回るような求人には応募しないという線引きも必要だと思います。
希望給与や年収を聞かれなかった場合、逆質問をしても良いか、聞き方は?
私の場合、面接に進んだ企業の多くで面接官から給与に関する質問がございました。
しかし、給料について説明がない、質問されない場合もあると思います。
「お金なんて関係ない。仕事のやりがいが重要。」という方もいらっしゃるかもしれませんが、求人に応募する際は通常は給与を確認しますよね。
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基本給〇〇万円~〇〇万円+各種手当(昇給年1回、賞与年2回)
*経験、能力を考慮の上決定
上記のような記載で、基本給に幅があるような場合、自分は一体いくらぐらいもらえるのか不安です。
また、「賞与年2回」とあっても、基本給の何か月分くらいなのかどうかで年収が大きく変わってきます。

給与は就職先を決める重要な判断基準となりますので、 事前にある程度把握しておきたいところです。
もしも、企業側から希望給与や年収について何も説明がなかった場合には、
「差し支えなければ、初年度の年収の目安はどれくらいになるか伺ってもよろしいでしょうか。」
というように、質問ができると良いですね。
とはいえ、私自身は、 企業側から質問がない限り、 自分から質問することはできませんでした。
しかし、給与のことをあやふやにしたままで、入社することはできません。
そこで、私の場合は 内定を頂いた後に、賞与などについてもきちんと確認することにしました。
面接で希望給与・年収を低く言ってしまった!
面接で緊張し、間違えて希望年収を低く言ってしまった場合には、どうすればいいか?
この件につきましては、下記の記事でまとめています。

面接で給与のことを聞かれなかった、説明がなかった場合、いつ確認できるのか
できることなら、面接の段階で 給与や賞与についてクリアにしておく方が安心です。
しかし、内定を獲得するまでは、 なるべくお金のことを話すのは避けたい、伺う勇気がないという方も多いと思います。
私の場合も、30代後半の再就職活動でしたので、 内定をいただくことを第一優先にしたいという思いがございました。
内定が出た後は、入社をするか否かを判断するのは私達です。
内定通知書(採用通知書)に基本給、手当、1年目の賞与が記載されていると思いますので、しっかりと確認しましょう。
万が一、 賞与についての記載がなかったらどうするか。
賞与は企業の業績に大きく左右されますが、直近数年の実績はある程度の参考になりますよね。
私の場合、内定1社目の企業では賞与についての詳細がなかったため、内定後の面談で、過去実績についてずばり伺いました。
30代後半、独身女性の再就職の場合、生活ができるかどうか不安な年収では再び転職を考えなくてはいけなくなる可能性が高くなります。
面接時には遠慮して聞くことができなかったとしても、 内定を取った後であれば、 自分が得られる年収がどれくらいになるのかということはきちんと確認しておくべきだと思います。
給与の交渉が苦手な場合どうすれば良いか
自分自身で納得がいく給与交渉ができれば良いですが、 面接官に尋ねるのが苦手であったり、 給与交渉に自信がないという方もいらっしゃるかと思います。
なるべく面倒なことは避けたい。
もしもあなたがそう思うのであれば、転職・再就職活動にはエージェントの利用を検討してもよいと思います。
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最後に:離婚後に再就職や転職活動をする女性にとって、給与や賞与は重要です
繰り返しになりますが、30代後半の独身女性にとって、基本給がどれくらいなのか、賞与は何か月分支給されるのか、年収はどれくらいになるのかということをきちんと把握しておくことは重要です。
自活するためには最低限どれくらいの生活費が必要なのかを踏まえた上で、あなたにとっての給与の最低ラインを決め、基準以下の企業には応募しないという判断も必要になってくるかと思います。
多くの企業では、面接の際に給与についての説明があるかと思いますが、中には希望年収を聞かれないといったケースもございます。
- 何も聞かれなかった場合には、可能であれば逆質問でさりげなく伺う。
- 質問できなければ、内定後の採用通知書で確認するか面談時に確認する。
- 自分で給与交渉をするのが不安という場合には、転職エージェントを通して就職活動を行う。
このような方法で、あなたが納得できる条件の企業に入社を決めましょう。