専業主婦になるのはリスクが高いのだろうか?
専業主婦になってはいけないのだろうか?
結婚を機に仕事を辞め、家庭に入る女性が多かった時代は過ぎ、現在は夫婦共働き世帯の方が多くなりました。
専業主婦になりたくても、夫の収入が低いために働かざるを得ない女性も少なくありません。
一方で、ご主人の収入だけでも生活が成り立つという場合には、仕事を辞めて家事・育児に専念するという方もいるでしょう。
それぞれ家庭の事情が異なりますので、一概には言えません。
しかし、もしもあなたが働ける状態にあるのであれば、 働いて収入を得ること。できれば経済的に自立することを強くお勧めします。
なぜなら、 バックアッププランがない場合、専業主婦になるのはリスクが高い からです。
私は30代後半で離婚を経験しました。
私自身は専業主婦ではありませんでしたが、低収入でしたので、離婚を機に再就職しています。
離婚と再就職を同時進行で進めることになり、改めて実感したのが パートナーへの経済的依存がどれほどリスクが高いか ということです。
そこで、当記事では、自らの経験を踏まえたうえで、「なぜ専業主婦になるのはリスクが高いのか?」について掘り下げていきます。
- 結婚を機に仕事を辞めて専業主婦になろうと思っている方
- 専業主婦だけど仕事を始めるか迷っている方
このような方の参考になれば幸いです。
Contents
専業主婦になるのはリスクが高い理由
専業主婦はブランクがあるので再就職が難しい
もしもあなたが、「これからも一生働く予定はない。」
「専業主婦として家事と育児に専念し、家庭を守る」
ということであれば、それで構いません。
十分な財産があり、経済的に困ることがないのであれば、無理に働く必要はないですし、専業主婦でいるかどうかは各家庭が決めることだからです。

しかし、将来、もしもあなたが家計を助けるために、あるいはご自身の意志で再就職を望むのであれば、ブランクが長くなれば長くなるほど再就職のハードルが高くなります。
もちろん、仕事を選ばないのであれば、慢性的に人手不足の業界はありますから困ることはありません。
しかし、
- 給与が高い
- 土日・祝日はお休み
- 有給がとりやすい
- 残業が少ない
- 在宅勤務可
- フレックス制度あり
- きれいなオフィス
- 興味のある仕事
等々、人気の条件を追加するのであれば、ブランクがある専業主婦の再就職は非常に厳しくなると言わざるを得ません。
なぜなら、好条件の求人は競争率が高いからです。
あなたよりも若く、経験があり、現役で働いている人たちがライバルとなる場合、内定を勝ち取るのは非常に厳しいです。
仕事選びの条件を下げなくてはならないことも多いでしょう。
今は人手不足と言われている業界については、人手不足を補うために業務の自動化が進んでいます。
ということは、ブランクがある専業主婦にとっては、将来、再就職のハードルは今以上に高くなることも考えられます。


立場が弱く、選択の自由がない
専業主婦でいられるということは、ご主人の収入が高いか、ご実家が裕福で経済的に何の不自由もない状態でしょう。
家庭円満で夫婦関係に何の問題もないのであれば、余計なお世話かもしれません。
しかし、経済的にご主人に依存しているということは、収入格差が夫婦の力関係に影響を及ぼしている家庭もあるでしょう。
「自分は養われている立場だから・・・」
と、モラハラに耐えているということはありませんか?
ご自身に収入がないということは、毎月コンスタントに自由に使えるお金がないということです。
両親に仕送りをしたり、友人に贈り物をするなど、自分で稼いだお金があれば気兼ねなくできることも、ご主人にお伺いを立てないといけないこともあるでしょう。
世の中お金が全てとはいいませんが、お金があれば解決できることはたくさんあります。
ご自身に収入がないことが原因で、人生の選択肢が限られてしまうのであれば、専業主婦になるリスクは高いと言えます。
専業主婦が離婚したら貧困になるリスク
結婚の際は、離婚するなんて考えていないかもしれませんが、今は離婚するカップルは珍しくありません。
私自身、まさか自分が離婚するなんて想像していませんでしたから。
しかし、いざ、あなたが離婚を考えた時、専業主婦で経済的に自立ができていない状態ですと、離婚をしたくてもできないという状況に陥ります。
ご主人が不倫をし、ギャンブルにはまり、DVやモラハラを受けていたとしても、「離婚」ではなく「耐える」ことを選ばなくてはならないかもしれないのです。
また、あなたからではなく、ご主人から離婚を切り出されるケースもあります。
ある日突然離婚を切り出されたら?
一生働かずに暮らしていけるだけの慰謝料や財産分与を得られる人は多くはないでしょう。
離婚の前、あるいは離婚後すぐに再就職できる場合はよいですが、仕事が見つからない期間が長くなればなるほど、精神的にも経済的にも困窮します。
経済的に裕福でない限り、 専業主婦は、離婚したら貧困になるリスクが高い のです。
ちなみに、私は離婚と引っ越し、再就職をほぼ同時期に経験しました。
「精神的にボロボロの状況でも歯を食いしばって前を向かなくてはならない。」
もしもあの時、私が経済的に自立をしていたら、少なくともお金の不安はなかったはずです。
だからこそ、あなたには私が味わったどん底の状態を経験をしてほしくないと思うのです。

夫が転職しずらい
もしもご主人が今の職場や仕事に対し、悩みを抱えていたとしたらどうでしょう?
「給与は下がるけれど、やりたいことに挑戦するため転職したい」
「残業が多くて体が悲鳴を上げている」
「職場の人間関係に悩み、心が壊れそう」
ご主人が転職を考えたとしても、一家の大黒柱であり、ご主人の収入で家計が成り立っている場合、転職を決断するのは簡単ではありません。
「うちの主人は仕事が好きだし、今の職場に何の問題もない」
そう思われるかもしれません。
しかし、組織の中で働いていると、上司が変わったり、部署異動などで今までと同じようにはいかないことも多々あります。
もしもあなたに収入があれば、ご主人が辛い時に
「大丈夫。私が稼ぐから安心して。」
と、転職を考えるご主人の背中をポンと押してあげられるのではないでしょうか。

夫のリストラ・失業/夫の会社が倒産する
もしもご主人がリストラで仕事を失ったり、お勤めの会社が倒産したらどうされますか?
たとえ大企業であっても、業績不振で早期退職を募る企業のことが度々ニュースで取り上げられていますよね。
失業を機に早期リタイアができるほどの財産を築いていれば不安はありません。
しかし、転職しなければならないとなると、中高年であれば転職活動は厳しいことが予想されます。
夫が病気になった場合や重度の障害を負った場合
もしもご主人が重篤な病や重度の障害で働くことができなくなった場合はどうされますか?
万が一に備えて、手厚い保険をかけている方であれば心配はないかもしれません。
しかし、もしもご主人が働けなくなった場合、あなたが代わりに働いて家計を支えなくてはならないのであれば、経済的に自立ができるほどの収入を得られる仕事をすぐに見つけることができるでしょうか?
夫の死亡
ある日突然、ご主人が亡くなったら・・・。
そんなマイナスなことは考えたくないと思います。
しかし、人生はいつ何があるかわかりません。
専業主婦のリスクを減らすためには?
置かれている状況は人それぞれ異なります。
現在、専業主婦であったとしても、あるいは専業主婦になろうと考えている方でもリスクがない方もいらっしゃいます。
例えば、
- ご両親からの援助が期待できる方
- 既に一生分の財産を築いている方
- いざとなったら、いつでも社会復帰、経済的自立が可能な資格やスキルをお持ちの方
ですね。
では、これらの条件に当てはまらない場合はどうすれば良いのでしょうか?
結婚をしても仕事を辞めない
今現在、結婚を機に仕事を辞めて専業主婦になるかどうか迷っている方は、決断を急がないでください。
なぜなら、辞めることはいつでもできるからです。
今、正社員の仕事を手放してしまうと、ブランク後に同じような条件の仕事を探すのは難しくなります。
仕事を辞めるという決断は、家庭と仕事の両立ができないかどうか試してみてからでも遅くはありません。
私の職場でも、ここ数年で結婚をした女性社員が複数いますが、皆さん仕事を続けています。
話を聞くと、今の若い世代の女性は特に、「専業主婦になる」という選択肢はないそうです。
転職を検討する
今の仕事が精神的にも肉体的にもハードな場合、結婚後に両立できるか不安ですよね。
今現在パートナーがいて、近い将来結婚する予定なのであれば、 今のうちに、長く続けられそうな会社へ転職する ことを検討されてはいかがでしょうか?
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少しでも早く再就職
今現在、専業主婦の方の中には、再就職をすべきか悩んでいる方も少なくないでしょう。
なぜなら、専業主婦のリスク以前の問題として、ご主人の収入だけでは心もとないご家庭もあるからです。
第三号被保険者システムはいつまで続くかわかりませんし、増税の流れは既定路線でしょう。
どうしても働くことができない事情を抱えている方もいらっしゃると思います。
しかし、もしも「再就職したいけれど躊躇している」状態なのであれば、少しでも早く行動に移してください。
なぜなら、これからはますます女性の社会復帰が増えるため、再就職時の競争が激しくなるからです。
働こうかどうか迷っている人たちが多い今こそ、少しでも早く再就職活動のスタートを切って、社会復帰しませんか?

資格取得やスキルを身につける
前述の通り、いざとなったらいつでも経済的自立ができるくらいの仕事に就ける方であれば、今現在、専業主婦であってもリスクはありません。
しかし、もしもそのような資格やスキルがなく、かつ今は再就職ができない状況なのであれば、 今のうちに、収入につながる強みを見つけておく必要があります。
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私事で恐縮ですが、ブランク10年の私でも再就職ができた理由の一つです。

人生、何があるか分かりません
「離婚したあなたと一緒にしないで!」と思われるかもしれません。
しかし、 人生、何があるか分かりません。
もしもあなたが働ける状態、あるいは働きたいと思っているにも関わらず、専業主婦でいるのであれば、経済的自立を諦めないでほしいなと思います。
なぜなら、自分に収入があるということは、人生の選択肢が増えるからです。
もしもご主人に何かあったとしても、あなたが経済的に家族を支えることができます。
夫婦共働きが一般的になってきている今だからこそ、在宅勤務、フレックス制度など働き方が多様化しています。
まずは、転職サイトやエージェント、口コミサイトに登録して、どのような求人があるのか検索してみてはいかがでしょうか?
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