会社という組織の中で働いていると、程度の差はあれ、悔しい思いをしたり、人間関係で悩むことはありますよね。
時には理不尽なことを受け入れざるを得ないこともあります。
私自身は中小企業で働く一会社員です。
組織に縛られない働き方に憧れはありますが、一方で会社員ならではのメリットもあると考えています。
それは、 サラリーマンは会社を利用してスキルアップ、実力をつけることができる ということです。
決して「会社を踏み台にする」「会社を利用してやる」というほどの強い不満があるわけではありません。
しかし、「会社を利用する」という意識で仕事をしていると、多少の嫌なことも我慢したり乗り越えられるようになりました。
そこで、今回の記事では、以下の内容を掘り下げていきたいと思います。
- 会社を利用する方法
- 会社を利用してスキルアップすることで会社に貢献できる
- 会社を利用し、最終的には会社に依存しなくてもよい実力をつける
Contents
会社を利用する方法
私は中小企業で働く平凡な会社員です。
いわゆる日本人の平均年収よりは多くいただいていますが、東京に住んでいるため家賃が高く、贅沢ができるわけではありません。
昨今の物価高を受けて、大企業では賃上げの流れがある一方で、残念ながら私の会社ではそんな声は全く聞こえてきません・・・。
中小企業ですから大企業と同じようにはいかないですよね。
給与は自分でコントロールできません。
それならば、 給与以外のことで、会社を利用してメリットを享受させていただこう と言うわけです。
キャリアにつながる経験を積む
私が「会社という看板を利用している」と感じることの一つは、経験を積むことができるということです。
ここでいう「経験」とは、 キャリアにつながる経験 です。
例えば、裁量権の大きなプロジェクトを任されることは、プレッシャーでもありますが、やりがいにつながりますよね。
私の場合、自分がやりたいと思う業務であれば、たとえ大役でも自ら手を上げ、仕事を得てきました。
そうすることで、また新しいチャンスを得るなど、よい循環が生まれ、キャリアにつながる経験を積むことができたのだと思います。
会社のお金で勉強し、知識やスキルを身につける
教育制度が充実している大企業だけでなく、たとえ中小企業であったとしても、社員のスキルアップのためには、予算を割いてくれますよね。
なぜなら、 社員が業務に関連する知識を学び、スキルアップをすれば、会社への貢献につながるから です。
社員のことを大切にしないブラック企業であったり、教育にお金をかけられるほど予算がない、経営が厳しい会社で働いているという場合には、転職するという選択肢も考えたほうが良いかもしれません。


私の会社の場合は、参加したいと思うセミナーがあれば、無料のものなら問題なくOKですし、有料のものでも正当な理由があれば却下されることはありません。
また、英会話等の授業料には補助が出るそうです。
(私の職場は基本的に英語が得意な人が入社していますので、補助を受けて学んでいる人はあまりいないかと思いますが)
業務に必要なツールであったり書籍や備品等も、余程高価なものでない限りは購入の許可が下ります。
会社のお金でツールを導入し、学ぶ機会を得られるなんて、ありがたいですよね。
給与をもらいながら知識やスキルアップができる のですから、「会社員はうまく会社を利用している」と言えるのではないでしょうか?
私自身、情報収集のためにも、気になるセミナー等には積極的に足を運ぶようにしています。
有給が取りやすい職場に感謝!長期休暇も有り難い
有給は労働者の権利です。
とはいえ、有給を取りづらい環境で働いている方も少なくないですよね。
幸い私の職場は、仕事さえきちんとこなしていれば、有給は取りやすい環境です。
連休に絡めてとることも多く、プライベートを充実させることができるのは本当にありがたいなと思います。
会社を利用してスキルアップすることで会社に貢献できる
興味があるから自主的に学ぶ。
給料をもらいながら、会社のお金で知識や経験を身につけていますので、 会社を利用しているわけです。
しかしながら、このような行動をとっていると、周囲からは やる気がある とか、 自発的に行動する人 だと思われます。
なぜなら、与えられた業務だけをこなすのではなく、主体的に新しいことを学んだり、経験しようとしているからです。
不思議なことに、「会社を踏み台にしている 」とネガティブにとらえる人はほぼいないのです。
会社を利用してスキルアップし、学んだ知識や経験を業務に活かすことで、会社に貢献ができます。
自分のために学んでいたのだとしても、結果的に周囲の評価につながるのです。

会社を利用し、最終的には会社に依存しなくてもよい実力をつける
私は、会社員として働いている間は、これまで述べてきた通り、会社員のメリットを存分に享受したいと考えています。
しかし、最終的な目標は、 いつでも会社を辞めることができる資産と知識、スキルを身につけることです。
なぜなら、会社員という立場は、決して安定していないからです。
どれほど仕事が好きだったとしても、突然の部署異動で全く異なる業務の担当になるかもしれません。
上司が代わり、関わる人が変われば、人間関係で悩むこともあるでしょう。
業績不振で年収が激減する可能性もありますし、責任が増えて夜遅くまで残業する日々が続くなんてことも十分に考えられます。
今はよくても、先のことなんてわからないのです。

だからこそ、 会社に依存しなくてもよい実力をつけたい と考えています。
いつでも会社を辞められる。会社に依存しなくても良い、自立した人間になるために、毎日コツコツ知識とスキルを積み上げていきたいと思います。