離婚と再就職

どれから先に?離婚と転職(再就職)、引っ越しをほぼ同時期に経験しました

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離婚と転職または再就職、さらには引っ越しを同時進行で進めなくてはならない。

ひとつだけでもエネルギーがいるにもかかわらず、3つのことを同じ時期に行うなんてどれほど大変なのだろうか。

どれを先にすれば良いか、順番やタイミングはどうすればよいだろうかと悩みますよね。

しないといけないことはたくさんあるのに、すべきことが多すぎて何から始めれば良いかわからないと途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言いますと、転職・再就職よりも離婚と引越しを先にする方が良いと思います。

なぜなら、身辺整理をすべて済ませ、新しい職場で仕事をスタートするほうが、新生活に集中することができます。

また、途中で苗字を変えなくてはならないというストレスを避けることができるからです。

私自身、この3つの大きな壁をほぼ同時期に経験し、乗り越えたひとりです。

そこで、30代後半、子どもなしの私が、離婚と再就職、引っ越しをどのように進めていったのか、 どちらを先にしたほうがよいのかについて、自らの体験を基に掘り下げていきたいと思います。

離婚後に転職・再就職する方が良いと思う理由

離婚後、独身になってからの方が就職活動がスムーズ

離婚を機に転職や再就職を考える場合、経済面での不安から、まずは先に仕事を確保しておきたいと思うかもしれません。

しかし、あなたが既婚の場合には、採用してもすぐに育児休暇を取るかもしれない、出産を機に辞めるかもしれないと、企業側が考える可能性はゼロではありません。

結果論にはなりますが、私の場合、離婚後の就職活動は驚くほどスムーズで、有難いことに次々に面接の予定が埋まっていきました。

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もちろん、離婚前に面接の経験を十分積んでいたことと、応募書類も試行錯誤を重ね、自分の中での完成形に近づいていたということもあるかと思います。

とはいえ、応募する段階から、何も隠すことはなく、堂々と旧姓でスタートをすることができます。

履歴者・職務経歴書に記載する苗字のことで悩む必要はありません。

面接でも独身の立場で受け答えができ、企業に対して後ろめたい気持ちで面接に挑まなくても良いと言うのが良かったと思います。

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離婚と引っ越し後の面倒な各種手続きを、転職・再就職前に終わらせることができる

離婚は紙切れ一枚であっけなく完了します。

しかし、離婚後の各種手続きに関しては、時間も手間もかかり本当に面倒でした。

運転免許証やパスポートの苗字・本籍変更、役所関連の手続きは足を運ばなくてはなりません。

銀行、証券会社、クレジットカード等金融関連のものはネット上で名前と住所を変更するだけではなく、新旧の名前を証明できる本人確認書類の添付が必要になってきます。

男性であれば離婚してもわからないですが、女性の場合、損だなーと免許証の裏に押された「本籍変更」「新氏名」の印を見ては思いますね。(早く免許を更新して、結婚していた時の苗字を消したい!)

また、引っ越し後は、新居に応じた家具・家電・収納を揃える必要もございます。

引っ越し後の片付けに関しては、再就職後の休日に少しずつできるかもしれませんが、平日に済ませなくてはならない役所関連の手続きのために、入社直後に有給を申し出るというのは、勇気のいることだと思います。

わざわざ出向く必要はなくても、電話で問い合わせをしなくてはならないことが度々出てきます。

そういうところに限って、休日は対応していないことが多いため、平日の昼休みに問い合わせしなくてはならないということも少なくないでしょう。

このような面倒な手続きをすべて終わらせ、 身辺整理を済ませた後で、新しい仕事にチャレンジする方が、気持ちの切り替えがスムーズなのではないかなと思います。

新しい職場で離婚歴を公表する必要や苗字を変える必要がない

離婚後に転職・再就職をした方が良いと思う3つめの理由は、 新しい職場で、最初から独身でスタートできるということです。

あなたに子供がいないのであれば、聞かれてもいない離婚歴を自ら公表する必要はありません。

現に私は、今の職場で結婚していたことがあることを話してはいません。

とはいえ、入社時の手続き時に(運転免許証の裏書等)、経理には知られましたし、面接の際に話の流れ上、話さなくては辻褄が合わないため話していますので、面接を担当してくださった方はご存知ですが・・・。

また、友人曰く、「同じ独身でも、結婚したことがある人と、一度も結婚したことがない人は雰囲気でわかる。」「〇〇(私)は、前者だな~」とのことなので、きっと皆さん察しているでしょうね(笑)。

入社後に離婚をした場合、 旧姓に戻すのであれば、会社から支給されている印鑑や名刺などの備品を新しくしていただかなくてはなりません。

また、メールアドレスは苗字を使用するケースが多いと思いますので、こちらも変更となります。

結婚して苗字が変わるのであれば、周りからの祝福もありますが、離婚の場合は、 周りにも余計な気をつかわせてしまいます。

離婚後の転職であれば、名前を変えなくてはならないというストレスから開放されます!

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離婚、引っ越し、再就職・転職。できることからひとつずつ準備する

就職よりも離婚と引越しを先にする方がよいとはいえ、今現在、専業主婦やパート非正規雇用の場合には、離婚後の生活のことを考えると不安になりますよね。

私自身、やることがあまりにも多くて、何から始めて良いのかわからないと途方にくれた時期がありました。

不安に押しつぶされそうになると、頭の中ではわかっていても、結局何も行動できないんですよね。

離婚、仕事探し、引っ越し。

どれも全て最終的には行動に移さなくてはならないのですから、できることから一つずつ準備していくしかないのです。

特に、就職先はこれからのあなたの人生を大きく左右します。

実際に応募書類を送るのは先の場合でも、どんな仕事に就きたいのか、あなたの強み、弱みは何かといった自己分析や情報収集は離婚を決めた時点で、少しずつ始めたほうが良いと思います。

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私の体験談:「離婚⇒引っ越し⇒再就職」という順番でした

冒頭でも述べた通り、私は30代後半で離婚し、再就職しました。

年齢とブランクが大きなハンデになるということは十分承知していましたので、 離婚を決めた直後から就職活動を始めましたが、最初の頃は迷走していましたね。

それでもめげずに自己分析をして仕事探しの軸をきめたりするうちに面接に進めるようになったのですが、結婚していることを前提に話を進めなくてはならないような場合には、なんとも言えない気持ちになったのは事実です。

その時点ではまだ既婚者ですから、それは事実なのですが、入社する頃には苗字が変わるかもしれないというやりきれないような後ろめたい思いでした。

私の場合は、幸運なことに、離婚までに内定をいただいた企業があったものの、条件面での折り合いがつかなかったことや、他にも挑戦したい企業がでてきたことから内定を辞退することになりました。

その後、離婚と引っ越し準備のために、しばらくは就職活動を休止しましたが、気持ちを切り替えて再挑戦。

旧姓に戻ったことで、もう完全に吹っ切れたといいましょうか。

気持ちの整理がついたこともあり、自分のこれからの人生のためにブレない就職活動をすることができ、今現在の仕事と巡り合うことができました。

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離婚と転職・再就職、引っ越しに同時に立ち向かうあなたを応援したい!

できることなら離婚なんて経験しない方がよいです!

精神的にも疲弊しますし、親に申し訳ないという気持ちから、自分はなんてダメな人間なんだと自責の念を感じることもあるでしょう。

そんな状況の中で、転職・再就職活動を行い、新天地への引っ越しもしなくてはならない。

人生の大きな転機となる出来事3つをほぼ同時に進めなくてはならないのは、想像以上に大変です。

私自身が経験しているからこそ、どれほどのエネルギーがいるか、痛いほどわかります。

精神的にもボロボロで、乗り越えられるか不安ですよね。

でも、大丈夫です。今不安なのは、まだ離婚も引っ越しもしておらず、仕事も決まっていないからです。

旧姓に戻り、新居も決まれば、不思議とスッキリするものです。

頑張ろう!と前を向いて就職活動に専念できます。

だからこそ、一つずつ、すべきこと、できることを今からクリアしていきましょう。

これからの人生をあなたの行動でよりよいものに変えていきましょう。

この記事が、今現在、辛くどん底の状況にあるあなたに少しでも勇気を与えることができれば幸いです。