転職・再就職活動準備

賞与金額が書いてない!前年度実績の記載がない場合の確認方法

賞与 金額 何ヵ月分 書いていない 前年実績

「賞与が何ヶ月分か書いていない!」

求人広告には、「賞与あり」「賞与年2回」と記載があるけれど、金額や基本給の何ヶ月分が支給されるのかまで詳しく記載がないことがありますよね。

賞与の前年度実績の記載がない場合、ボーナスがどれくらい支給されるのかわかりませんよね。

しかし、賞与額は重要です。

なぜなら、ボーナスがどの程度支給されるのかによって、年収が大きく変わってくるからです。

また、賞与は業績次第ですので、ボーナスが寸志程度であまりにも少ないような企業であれば、転職・再就職そのものを考え直さないといけないかもしれません。

そこで、どのようにして賞与額を確認するかについて、私自身の経験も交えながら、まとめていきますね。

求人に賞与の前年実績が記載されていない場合の確認方法

モデル年収・想定年収から予想する

求人広告には、賞与年2回と記載されているものの、具体的に基本給の何ヶ月分くらいなのかが書いていない。

知りたいのはそこなのに・・・・。

給与欄の情報を見て、モヤモヤすることがありますよね。

転職・再就職時には、仕事の内容もさることながら、給与がどれくらいなのかは非常に重要です。

私自身、再就職活動の際に、100社近い企業の求人をチェックしましたが、賞与については昨年実績が何か月分なのかを記載している企業は少ない印象を受けました。

月給制の企業であれば、基本給を低く抑えている企業もありますので、ボーナスが何か月分なのかによって期待できる年収が大きく変わってきます。

そこで、どのようにして事前に予想するかということなのですが、もしも求人にモデル年収や想定年収といった記載がある場合には、計算することでボーナスの支給額をある程度予想することが可能です。

例えば、下記のような記載ですね。

  • 給与:月給25万円~
  • 賞与:年2回(6月、12月)
  • 入社時の想定年収:年収350万円~400万円

月給25万円の中に残業代や手当が含まれているのか否か、基本給はいくらなのか不明ですが、ここでは基本給=25万円だったと仮定します。

  • 25×12か月=300万円
  • 年収350万-300万円=50万円
  • 賞与予想:50万円=基本給の2か月分

このように、ざっくりとではございますが、最低でも50万円ほどは賞与として期待できる求人なのかなと考えることができると思います。

別の例を見てみましょう。

  • 給与:月給35万円~40万円 月給には60時間分、10万9878円の固定残業代を含む
  • 賞与:年2回(6月、12月)
  • 年収例:550万円/26歳 月給36万円+賞与+諸手当 

月給が35万円と多いように思いますが、60時間分の固定残業代を含むというのが個人的にはちょっと・・・。

約11万円のみなし残業代を引くと、基本給は24万円ということですからね・・・。

  • 35×12か月=420万円
  • 年収550万-420万円=130万円
  • 賞与予想:130万円 約5.4か月分

基本給が24万円とすると、賞与予想額が130万円のため、約5.4か月分が支給されているということになりますね。

このように、ボーナスの前年実績が何ヶ月分と記載されていない場合でも、初年度想定年収の記載があれば、ある程度予想はできるかと思います。

しかし、あくまでも予想ですので、参考程度に留めておいたほうが無難ですね。

注意をするとすれば、例えば月給が30万であるにもかかわらず、予想年収が370万程度でしかない場合。

30万円×12か月は360万円です。

にもかかわらず、予想年収が370万円~では、ボーナスが10万円程度しかないことになります。

このような企業の場合には、 面接時にしっかりと確認しておく必要がありますね。

転職口コミサイトで情報収集

ボーナスの過去実績の記載がない場合でも、 想定年収からある程度を予想することは可能です。

しかし、肝心の 想定年収がどの程度信頼できるものなのかはわかりません。

このため、 転職口コミサイトで、実際にその企業で働いていた方の情報がないか確認しておくことも重要だと思います。

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面接時に賞与について質問する

給与や賞与について、面接時に質問するのは気が引けますよね。

不快に思われないだろうか、質問したことが原因で落とされたりしないだろうかと不安になる気持ちもわかります。

しかし、企業側も給与や賞与が求職者にとって重要であることは十分認識しています。

私の場合、こちらから質問をしなくても、面接官の方から給与賞与について言及があるケースが多々ございました。

面接 希望給与 年収 聞かれたら 聞かれなかったら
面接で希望給与を聞かれたら?聞かれなかった場合、いつ確認する?中途採用の面接で、希望年収や、給与のことを聞かれた場合、どのように返答すれば良いのだろうか、賞与のことを質問しても良いのでしょうか。面接で給与のことを聞かれなかった、説明がなかった場合、いつ確認できるのか。もしもあなたが離婚後に再就職活動するのであれば、 給与や賞与 、年収について、納得のいく条件の企業に就職すべき...

もしも何も聞かれなかった場合、逆質問でいくつか別の質問をした最後にさりげなく伺ってみるとよいと思います。

「求人には賞与年2回との記載がございました。差し支えなければ前年度の実績は何ヵ月分なのか伺ってもよろしいでしょうか。」

ボーナスの額は人によって異なるとは思います。

しかし、自然な流れで質問できれば、面接官の社員さんも何か月分だったかくらいは教えてくださると思います。

内定後の面談、内定通知書で確認

とはいえ、面接が苦手でお金のことを質問するなんてできないという方もいますよね。

この場合は、 仕方がありませんので内定後の面談や内定通知書で確認ということになりますね。

内定までは企業があなたを選ぶ側ですが、内定後は入社するか否かを決めるのはあなたです。

年収がどれくらいになるかによって、あなたの生活レベルも変わります。

生活に困窮する可能性がある年収しか得られない企業であれば、内定を辞退することも検討しなくてはなりません。

納得したうえで入社するためにも、お金のことはクリアにしておかないといけないと思います。

なぜ、求人広告に賞与の前年実績を記載していないのか?

賞与額が少ない、毎年の変動が大きい

売り手市場で、採用活動が難しいと言われている今、企業側は少しでも良い人材を確保しようと求人広告には気を配っています。

賞与は社員のモチベーションにもなりますので、業績がよい企業であれば前年度実績は大きなアピールポイントとなります。

求人に応募する立場からも、過去実績が具体的であると年収が予想しやすくなるため、給与面においては安心してエントリーすることができますよね。

例えば次のような記載です。

  • 賞与:年2回(7月・12月 2018年度実績 約5か月分)
  • 賞与:年2回(昨年度実績:5ヶ月)

このように、たとえ昨年度の実績であったとしても、5か月分と記載があると今年度もこの程度は期待できるのではないだろうかというポジティブな印象を受けますね。

しかし、過去実績も想定年収も記載がないような求人の場合、賞与年2回と書かれてあったとしても、支給額が少ない可能性を考えておかないといけないと思います。

そもそも、ボーナスは企業の利益に応じて従業員に還元されるものであり、法律上でも必ずしも支払い義務があるものではありません。

業績が悪ければボーナスが少ない、あるいは支給されないのも仕方がないことです。

採用担当者が求人広告の内容に気を配っていない

求人に賞与の前年実績が書いていない理由として、賞与額が少ないということ以外にも考えられることがあります。

それは、採用担当者が求人広告の記載内容をそれほど重視していないケースです。

大手企業であれば、人事部があり、採用担当者は様々な教育を受けていると思います。

売り手市場の現在であれば、よい人材を確保するために少しでも興味を引くような求人広告をと考える企業も少なくないでしょう。

しかし、中小・零細企業の場合には、人事や採用担当者が他の部署との兼務の場合もあると思います。

「求職者が何を知りたがっているのか」

「どのような求人であれば応募してもらえるだろうか」

このようなことにあまり気を配っていない企業であれば、毎回同じ内容の求人広告を使い回しする等、記載内容を重視していない可能性もございます。

きちんと毎年4か月分以上支給されている企業であれば、掲載しておいてほしいですよね。

「転職会議」には実際に働いていた元社員からの口コミが記載されていますので、お金に関することは非常に参考になるかと思います。

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最後に

以上、求人広告に賞与の過去実績が記載されていない場合、どうやって確認すれば良いのかということについて、まとめてみました。

月給制の企業の場合、ボーナスの額によって年収が変動するため、応募する段階で、どれくらいの金額になるのか把握しておきたいですよね。

一方で、年俸制の企業の場合は、応募時に初年度の年収がほぼ予想できるため、安心感がございます。

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年収は妥協しすぎると、 また転職をしなくてはならないということになりかねません。

きちんとボーナスが支給される、できれば年4か月以上ある企業に転職・再就職したいですね。

賞与の過去実績が記載されていない場合でも、想定年収やモデルケースからある程度予想できる場合がございます。

求人広告は隅々までチェックし、疑問点は面接で解決しましょう!

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