離婚を機に実家に戻って仕事を探すべきか、現在住んでいる場所で環境を変えずに働くべきか悩みませんか。
実家が都会で就職先に困ることがないというのであれば、精神的にダメージが大きい離婚直後は両親や友人のいる地元に帰るというのは自然な流れかもしれません。
しかし、私の場合は東京在住の元転妻、子供なし、地元は地方という状況でした。
ブランクがあり年齢も30代後半で、手に職もなし。
実家に住めば生活はできるかもしれませんが、田舎で希望するような仕事を探すのは難しいと判断しました。
子どもがいない、家族もいない、友人もいない、独りぼっちの東京。
それでも「チャレンジしよう」「辛いけれど頑張ってみよう」と思った理由について書いていきます。
具体的には以下の順でお話しますね。
- 両親が健康であったこと
- 離婚は事後報告
- 実家に戻ると甘えてしまう気がした すぐに仕事を見つけて自立したかった
- 英語を活かせる仕事がしたい
- 不安だけれど新しい人生に挑戦してみたい
Contents
両親が健康であったこと
私の地元は地方のため、両親と過ごしたのは高校まで。大学から実家を出て、一人暮らしを始めました。
改めて考えると、たった18年なんですよね。親と暮らしたのは。
幸い今は両親ともに健康であることから、介護のために地元に戻る必要はありませんでした。
もしも親が療養中や介護が必要であれば、東京でゼロから新しい生活をスタートさせるという選択肢はなかったかもしれません。
離婚は事後報告だった
離婚の理由は夫婦それぞれ。
深くは語りませんが、私たち夫婦の場合は、お互いの合意で揉めることもありませんでした。
周りから見れば、「子供がいなくても仲が良い恋人同士みたいな夫婦」。
つい数か月前も一緒に実家に帰っていましたし、両親に元主人のことを話すときはいつも彼のことを褒めていました。
両親からすれば、長年連れ添って、不満なんて一度も聞いたことないのにまさか離婚するなんて・・・という心境だったと思います。
だからこそ、離婚を決めたときに、両親に事前に相談することができませんでした。
私は離婚を事後報告した親不孝者です。

実家に戻ると甘えてしまう気がした すぐに仕事を見つけて自立したかった
10年以上、共に人生を歩んできたパートナーと別れるのですから、簡単な決断ではありませんでした。
私は両親と仲が悪いわけではないため、相談もできたはずです。
しかし、実家には帰らないと決めた以上、離婚予定を両親に伝えても仕方がないと思ったのです。
誰も頼る人がいない東京で、離婚する娘が10年ぶりに社会復帰。
こんなことを聞いたら、帰ってきなさいとなりますよね。
心配をかけたくないこと。実家に戻ると甘えてしまう気がして、すぐに就職活動ができない気がしました。
無我夢中で働いたら、少しでも絶望的な現実を忘れることができるのではないか。
すぐに仕事を見つけて自立したかったということも、実家に戻らなかった理由のひとつです。
英語を活かせる仕事がしたかった
田舎ではなく、東京で仕事を探す必要があった大きな理由がこれ。
業界や職種にこだわらずに就職活動を進めたものの、英語が活かせる環境で働きたいという希望がありました。
採用されるかどうかは別として、都会であれば英語が必要な仕事はたくさんあります。
しかし、私の実家のある地方都市では、英語をキーワードに職探しをすると、30代後半でブランクのある女性を雇ってくれる会社を探すのは困難を極めるだろうと考えました。

不安だけれど新しい人生に挑戦してみたかった
子なし離婚をして、家族も友人も誰もいない東京で独りぼっちになり新しい生活をスタート
30代後半、ブランクありの就職活動
客観的に振り返ってみても、よくあの精神状況で頑張れたものだと思います。
なぜ、立ち止まらずに前に進めたのだろう。
それは多分、「働く」「社会復帰」ということに、希望を持っていたからです。
不安で仕方ないけれど、新しいことにチャレンジしてみよう。
自分の力で人生を切り開いていくことで、何か変わるかもしれない。そう期待したからだと思います。

最後に
両親にも相談せずに離婚をし、東京でマイナスからの再出発をした私。
強いからではありません。
弱い人間だからこそ、すぐに仕事を探し、実家にも戻らないという選択をしたのです。
時間があって、頼れる人が側にいれば、私はきっと甘えてしまう。
毎日泣いて過ごすだけだろう。
そう考えました。
仕事を始めてからは毎日が忙しく、後ろを振り返っている時間も余裕もありません。
今はまだ心のゆとりがないものの、あの時東京で人生をやり直そうと決めた決断は、決して間違いではなかったと思います。
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同じような境遇の仲間ができ、目標に向かって一緒に頑張れるというのも心強いのではないでしょうか。