転職活動中で面接まで進んだものの、うまくアピールができなかった。
緊張してきちんと受け答えができず、失敗してしまったとショックを受けることがありますよね。
しかし、済んでしまったことを悔いても仕方ありません。
まだ面接結果が出ていないのであれば、不採用だと決まったわけではありませんよね。
面接の内容を評価するのは面接官です。
あなたが、失敗したと思ったとしても、企業側からすれば必要な情報を引き出せており、次のステップへ進むことができるかもしれません。
とはいえ、あなた自身がアピールできなかったと考えるのであれば、面接の内容を振り返り、反省点を洗い出してみましょう。
アピール不足だったのであれば、次の企業の面接までに改善すればよいだけです。
Contents
面接でアピールできなかったら不採用?
そもそも、面接でアピールができなければ、不採用になるのでしょうか。
あなたが今、ショックで落ち込んでいるのは、面接で「あなたがアピールしたかったことをアピールできなかった」からだと思います。
しかしながら、あなたのアピールポイントは本当に面接官の知りたいことでしょうか?
面接官があなたから引き出したいことは、面接官の方から質問があったはずです。
企業側が知りたいことを伝えることができていたのであれば、あなたにとっては100点満点の面接ではなくても、次のステップに進むことができる可能性はあります。
私自身、それほど手応えがあったとは思えない企業から内定をいただいたこともありますし、ボロボロで自信がなかった面接でも次の面接に進むことができるケースがございました。

この経験から言えることは、面接結果は蓋を開けてみないとわからないということです。
そんな身も蓋もないことを・・・と思われるかもしれません。
しかし、現実問題、面接官、企業によって求職者の何を重視しているのかは異なります。
面接は運に左右されることもありますので、アピールできなかったからといって必ずしも不採用になるとは限りません。
面接でアピールできなかった理由
面接で緊張してしまい、上手く受け答えができなかった
面接でアピールできなかったことが必ずしも失敗につながるとは限りません。
しかしながら、あなた自身が後悔や反省をし、ショックを受けているのであれば、失敗だと思う原因に向き合う必要がありますよね。
面接官から、「アピールしてください。」「自己PRをお願いします。」と言われ、上手く返答ができなかったのは何故なのでしょう?
原因の一つは、「緊張」だと思います。
転職・再就職は人生の大きな決断であり、あなたの今後の将来を左右します。
そんな大切な場面において、緊張するななんて不可能ですよね。
面接で緊張してしまうのは、当たり前。
だとすれば、少しでも緊張を和らげるにはどうしたらよいか考えましょう。
私の場合は次のことを心がけていました。
- 時間に余裕をもって企業に到着しておく
- 面接官が複数いる場合、一人にだけ話しかけるのではなく、皆さんと視線を合わせるようにする
- 早口にならないように、少しゆっくりめに発言する
- 面接の前日には、声に出して練習する
私は英語面接の対策を行う必要があったこともあり、何度も何度も声に出しながら練習しました。

丸暗記は逆効果となりますが、あらゆる質問を想定し、準備しておくということは自信にもなります。
「大丈夫。」と思うことが緊張を和らげることに繋がりますので、声に出し、できれば鏡で表情をチェックしながら練習をしておくことをおすすめします。
面接の準備不足
「弊社のホームページを見てどのような印象を持たれましたか?」
「○○のページはご覧になられましたか?」
このように、面接では会社のWebサイトに記載されている内容について質問されることがございます。
あなたの応募企業がどのようなことに取り組んでおり、どのような人材を求めているのかを知るためには、企業のサイトを確認するというのが第一ステップとなります。
この対策をおろそかにしていた等、明らかに面接の準備不足が原因でアピールできなかったのだとすれば、この点はしっかりと反省し、次回からは同じ失敗をしないように注意しなくてはなりませんね。
圧迫面接や面接官の態度、会社の雰囲気があわなかった
緊張や準備不足等、あなた自身で改善できることもありますが、アピールできなかった原因が「人」であった場合には、ご縁がなかったと思うことも必要です。
圧迫面接や面接官の態度、会社の雰囲気など、直感で「合わない」と感じることもありますよね。


たった一人の面接官と合わないだけで、その企業のことを判断してもよいのかどうかとも思いますが、直感って意外と当たるものです。
苦手だと思う面接官に対して、話を弾ませてアピールするのは至難の業。
このようなケースが原因で失敗したと考えるのであれば、ご縁がなかったと気持ちを切り替えることも大切です。
これから先お世話になるかもしれない企業であれば、気持ちよく入社したいですよね。
最初から人間関係に不安のあるような企業を選ぶ必要はありません!
面接官が知りたいことをアピールする
アピールと自慢は異なる
では、次の面接ではきちんとアピールできるようにするためにはどうすればよいのでしょうか。
まずは、あなたのアピールポイントをリストアップ、棚卸しをすることが大切です。
次に、面接ではどのアピールポイント、エピソードを伝えるのか対策を練りましょう。
あなたはたくさんの資格やスキル、経験をお持ちかもしれません。
しかし、あれもこれもとアピールしすぎると話の軸がぶれてしまう危険性がございます。
応募企業の仕事内容と関係のないことを話す必要はありません。
業務に活かせることでないことをアピールされても、面接官の心に響くことはありませんし、それではただの自慢になってしまいます。
このため、応募企業に合わせてアピールポイントを変える臨機応変さも必要になってくるかと思います。
企業が求める人材であることをアピールする
自己PRする内容は、企業が求める人物像にマッチングする内容でないといけません。
なぜなら、企業が求めていないことをアピールしても、選考に有利にはならないからです。
では、企業が求めていることをどのようにして把握するのかといえば、求人の募集要項や企業のホームページ、業界動向などをしっかりと研究しておくことが重要ですね。
また、転職サイトの口コミ情報をチェックしておくのもよいと思います。
すでに1次面接を突破できているのであれば、面接内容を振り返り、面接官が言及していたことをもう一度思い出してみることも重要です。
なぜなら、質問された内容から、企業が重視していること、求めていることの想像がつくからです。
このような情報を集めた上で、あなたの持つ武器のなかから使えるものを使用して具体化する!
面接でアピールするべき内容とは、あなたがアピールしたい内容ではなく、企業がアピールしてほしいと思う内容なのです。
最後に
面接でうまくアピールできなかったとショックを受けるのはよくあることです。
しかし、あなたが失敗だと思っても、必ずしも不採用になるとは限りません。
とはいえ、失敗に向き合い、反省し、改善することは重要です。
緊張を和らげるための対策はできているか?
企業研究を行い、企業が求める人物像を描けているか?
あなたと企業がほしいと思う人材はマッチングしているか?
このようなことを自問自答しながら面接の練習を行い、次の面接では上手くアピールできるように頑張ればよいのです。
今は転職市場が活発ですから、毎週のように新しい求人が更新されています。

複数の転職サイト・エージェントに登録し、あなたの条件にあう企業を探しましょう!