会社という組織の中で働くことを辞め、ブランク期間が長くなればなるほど再就職に不安になり、働くことが怖くなりませんか。
もう一度社会に出て働きたいと思い、求人を眺めているけれど応募をする勇気がない。
人間関係で悩んだらどうしよう。
通勤電車に耐えられるだろうか。
そもそもブランクが長い私を雇ってくれる会社はあるのだろうか。
あなたは今、仕事をしたいけれどブランクが原因で悩んでいませんか。
私自身、約10年ぶりに未経験の仕事に飛び込みましたので、どれくらい不安だったかよくわかります。
そこで、現在正社員として都内の企業でフルタイムで働く私が、再就職活動を通して経験したことをまとめていきますね。
現在、再就職を悩んでいるあなたのお役に立てると幸いです。
Contents
ブランクがあると働くことが怖い理由
ブランクがあると、再就職活動は難しい。採用されないのではないか
ブランクが長くなると、書類選考がなかなか通らない。
書類が通ったとしても面接で落とされてしまいなかなか採用されない。
ネットや知人からの情報収集で再就職の苦労体験を知ると自信がなくなりますよね。
20代の若い方であればまだしも30代後半ともなりますと、年齢のハンディキャップも大きくなります。
しかし、求人広告をご覧ください。
中にはブランクがある人でもOKとPRしている会社もありますよね。
育児がひと段落し、社会復帰をしたいというママさんを歓迎している会社もございます。
確かに就職活動は簡単ではないかもしれませんが、正社員になることは決して不可能ではございません。

数社の不採用通知を受け取っただけで諦めず、少しでも話を伺いたい、興味があると感じた会社にはどんどん応募するようにしましょう。
私にはスキルも経験もない ブランクが長くても再就職できているのはもともとキャリアのある女性だけではないか
以前、「女の転職type」のサイトで、ブランクが長くても仕事復帰した女性を紹介する記事を読みました。
取り上げられているのは、16年のブランクを経て、サイボウズ株式会社で広報として活躍する笑顔が素敵な女性です。
ブランク16年で仕事復帰なんてすごい!と思わず読みすすましたが、やはり、普通の女性ではございませんでした
会社を辞めて専業主婦になったきっかけは、夫の海外転勤でした。
専業主婦16年→サイボウズ広報へ。「通勤電車に乗るのも不安」だった私が仕事に復帰して分かったこと
前半のこの1文で、すでに参考にならないような気がしますよね・・・。
さらに読み進めてみると
初めて復職に向けて動き出した時でさえ、私の専業主婦歴は10年以上。いろいろな人材サービス会社に登録をして、アピールポイントを作るためにTOEICの勉強をしました。いざ満点を取って、「スキルはある、やる気もある、さぁどうだ!」と思ったら、理想と現実のギャップはものすごく大きかった。
さらりと書かれていますが、「TOEIC満点」というのは、ご本人の努力があったとはいえ、一般人には高すぎるハードルです。
後半では仕事と家庭のバランスに悩んだこと、通勤電車に乗るのも不安だったというブランクのある女性に共通する悩みに言及されてはいるものの、この女性の経歴が一般女性とはかけ離れていて全く参考になりません。
ブランクが10年以上とはいえ、この女性の経歴はあまりにもまぶしく、雲の上のような存在だったため、記事を読んだ後は逆にショックを受けてしまいました。
知りたいのは、ごくごく平凡でスキルも経験もないブランクのある女性が、正社員として仕事復帰した例なのです。
私でもできるかも!と勇気をもらえるような、女性の体験談がほしかったというのが率直な感想です。
世の中、この女性のようなスーパーウーマンばかりではないですよね。
だからこそ、1庶民の体験談として、当ブログでは私の再就職活動の奮闘の様子を綴っています。
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通勤電車に乗るのが不安
あなたが都心で仕事をお探しの場合、混雑する通勤電車に乗って毎日通勤しなくてはなりませんよね。
都心で働く場合、自宅から最寄り駅までの時間、駅から会社までの所要時間も含めますと、毎日の通勤時間は片道約1時間、往復で約2時間が平均的だとのことです。
学生時代や過去の会社員時代に満員電車を経験していた方であれば、多少の覚悟やどれくらい大変かという想像がつくかと思います。
しかし、私のように東京で働くのは初めてという場合、再就職の際の大きな不安の一因となったのが毎日の通勤電車でした。
そこで、少しでも負担を軽減するために私がとった方法、また現在も心がけていることは次の通り。
残業の少ない会社を選ぶ
残業については、以前にも就職活動時の注意点としてまとめています。

30代後半女性が10年ぶりに都心で仕事復帰するということからも、なるべく体に負担とならないように残業が少ない会社を選びたいと思いました。
朝早く出社し、定時退社を心がける
実際に通勤を経験し感じたことなのですが、通勤時間帯がほんの数分ずれることで、電車の混雑具合が全く異なるのです。
私の場合は、自宅を出る時間を少し早くすると、空いている電車に乗ることができます。
仕事復帰した今でも、通勤電車が苦手なことには変わりはございませんので、自分にできる改善策として、朝早く出社し、早く退社することを心がけています。
人間関係で悩んだらどうしよう
私は社交的ではないため、職場に馴染めるだろうか、先輩方とうまくやっていけるだろうかと心配でした。
人間関係は実際に入社してみないとわからないというのが現実ですよね。
しかし、複数の会社の面接に呼んでいただき、企業によっては2次面接、3次面接と進んだ経験から、面接時に漠然とではございますが、その会社の雰囲気を感じ取ることができました。
だからこそ、ここで働くことは無理だというような違和感を感じた場合には辞退しましたし、その判断は間違っていなかったと思います。

また、都心で働く場合には、皆さん毎日の通勤が大変です。
このため、仕事終わりの飲み会などの付き合いも、比較的少ないのではないでしょうか。
働くのが怖いけれど、もう一度社会に出て仕事がしたい
この記事を読んでくださっているあなたは、働くのが怖いけれどもう一度仕事をしたいと思っていらっしゃいますよね。
その前向きな気持ちを持っていらっしゃるなら、あともう一歩、勇気を出して行動するだけです。
まずは転職サイトに登録し、どのような仕事があるかご覧になってみてください。
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【リクナビNEXT】

登録をしなくても、求人を見ることはできますが、登録しておくとあなたに興味のある企業からオファーが届きます。
私は求人をみて気になった企業はどんどんチェックマークをつけていきました。
チェックを付けた会社から応募歓迎のメッセージが届くとやはり嬉しいですよね。
私の場合は最終的には3社から内定をいただきました。
しかし、書類選考で落ちた企業もたくさんありますし、3次面接まで進んでだめだったこともございます。
就職活動は決して楽ではなかったものの、面接を通過することで、こんな私でも興味を持ってくれる会社があるのだと思い、自信につながりました。
できるかできないかはやってみないとわからない
未経験の仕事であれば、最初はできなくても当然です。
企業もそれをわかった上であなたを採用しています。
ブランクが長ければ仕事に慣れるまで時間がかかるのも仕方のないことです。
できるかできないかはやってみないとわかりません。
不安はあるけれど、仕事に復帰したいと思うのであれば、一つずつ行動を起こしていきませんか。
最後に
私は10年のブランクを乗り越えて、東京で正社員として仕事に復帰しました。
このため、働くことがどれほど不安で怖かったか、その気持ちが痛いほどわかります。
しかし、転職サイトに登録し、書類選考、面接を重ねていく中で、ブランクがあっても正社員になることは不可能ではないんだということが分かりました。
また、例え未経験の仕事だったとしても、2か月、3か月、4か月と日を重ねるごとに仕事を覚え少しずつ慣れてきます。
実際に行動してみたことで、今まで無理だ、できないと思っていたことは、ただ行動していなかっただけなんだなと思うようになりました。
始めの一歩を踏み出すのには勇気が必要です。
しかし、一度行動を開始すると、あとは前に進むだけ。
平凡で経験もスキルもない私が、10年もブランクがありながら再就職することができたのは「行動した」からです。
この記事を読んで、「私にもできるかも!」そんな気持ちになっていただけると幸いです。