上司の指示がわかりにくい。
上司の指示があいまいでわかりづらい・・・。
何を言っているのか、上司の意図がわからない。
指示があいまいな上司の下で働くとストレスがたまりますよね。
上司の意図を汲み取って仕事をしても、
「そういうことじゃないんだよ」
「一から十まで指示しないとわからないのか!」
説明が下手な自分のことを棚に上げて、パワハラまがいの暴言を浴びせられて怒られるなんてこともあるのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- 【悩み】上司の指示がわかりづらくて困る
- 上司の指示がわかりにくい原因
- 上司の指示がわかりにくい場合の解決策
についてまとめます。
この記事が、あなたのストレスを和らげるお役に立てれば幸いです。
Contents
【悩み】上司の指示がわかりづらくて困る
仕事の指示が曖昧でわかりにくい上司って困りますよね。
威圧感がある怖い上司の場合は、聞くと不機嫌になるので恐縮してしまい聞くに聞けない、ということもあるかと思います。
上司の意図がよくわからないまま仕事を進めてしまい、提出したものにダメ出しされるというパターンです。
最初から明確に指示してくれれば、きちんとしたものを作れるのに・・・ と、ストレスが溜まるでしょう。
また、話しやすい上司だけれど、指示出しが下手な上司の場合も困ります。
「ちょっといい?」
こういう上司の場合、思いつきで打ち合わせが始まることもあるのではないでしょうか。
どうやら指示らしきことを言っている。
何かしてほしいようだ。
ただ、 途中で話があちこちに脱線し、結局何をしてほしいのかがよくわからない。
上司の指示がわかりにくいと、指示を受けるあなたは疲弊してしまいますよね。
上司の指示がわかりにくい原因
では、なぜ上司の指示がわかりづらいのでしょうか。
なぜあなたの上司は曖昧な指示しか出さないのでしょうか。
その原因を考えてみたいと思います。
上司も指示内容や目的をよくわかっていない
指示は上から下へと流れてきます。
上司の上司、経営層から上司に降りてきた指示や、取引先からのお願い事といったケースもあるでしょう。
このように、段階を経た指示の場合、 上司自身が指示内容や目的をよくわかっていない というケースが考えられます。
上司自身があやふやなものをあなたに丸投げしているのですから、指示が曖昧になるのは当然です。
このタイプの上司に悩まされている友人は、こんなことがあったようです。
上司:「○○作ってくれる?」
友人:「何のためにですか?」
上司:「○○さん(取引先)がほしいらしい」
友人:「○○さん(取引先)は何に使うのですか?」
上司:「上から言われたらしい」
友人:「・・・・」
もはや、間にいろんな人が入りすぎて、わけがわからない状態です。
友人が時間を割いて作業する理由が、 「上から言われたから」 なのです。
友人が困っていると
上司:「とりあえず、何でもいいから出しておけばいいよ。やったということを示せればいいんだから」
と言われたそうです・・・。
細かく説明しなくてもわかっていると思っている
部下の育成に関心がない上司の場合、上司があなたの力量を把握していないケースが考えられます。
自分にとっては知ってて当たり前のことなので、一から説明するまでもないと考えているのです。
自分にとっての普通、当然が、他人にとって普通ではないという意識がないため曖昧な指示につながるのではないでしょうか。
指示出しが下手で上司・管理職に向いていない
仕事ができて、気配りができて、部下たちからは尊敬を集め、上層部からは信頼される。
そんな上司だといいのですが、中には能力があるとは思えないのに役職がついている人っていますよね。
中小企業の転職組ですと、その人のことがよくわかっていないにもかかわらず、年齢を理由に役職つきで迎え入れられることもあります。
リーダーとしての資質がない人が上長だと悲惨です。
「この人(上司)、前の職場でどうやって同僚や上司と意思疎通していたんだろう・・・」
と思うほど、指示が意味不明で、何を言いたいのかまったくわからないメールを送ってくる上司に悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上司が忙しく、部下に丁寧に説明する時間や余裕がない
いつも暇そうにしている上司もいれば、上層部や得意先、取引先との仕事に追われて、毎日深夜まで残業している上司もいます。
後者の場合は、本来は部下をしっかりと育てたいと思っていたとしても、手が回らないのかもしれません。

結果、 丁寧に説明する気持ちの余裕や時間がなく、指示が雑になってしまうことが考えられます。
上司の指示がわかりにくい場合の解決策
では、どのようにすれば「上司の指示がわかりにくい」という悩みを解決できるのでしょうか。
私なりに考えてみました。
指示内容を上司に確認・質問する
上司の意図がわからないまま仕事を進めると、あなたの評価に影響を与える可能性があるので危険です。
なぜなら、あなたが時間と労力を費やして提出したものが、上司のイメージと異なった場合、 「仕事ができない」 と判断される可能性があるからです。
上司は自分に非があると考えていないため、指示内容がうまく伝わらなかったのは、 あなたに原因がある と判断します。
やってられない!
と思いますよね。
指示が曖昧な上司に対しては、あなた自身を守るためにも指示内容の確認・質問が重要です。
指示内容が、パワポや資料作成なのであれば、
- 誰のための、誰に向けてのものなのか
- 何のためのものなのか、目的は何か
- いつまでに提出すればいいのか、期限はいつ?
- どれくらい?(エクセル、ワード、パワポの枚数など)
- 最終的に、伝えたいことは何なのか、ゴールは?
このような内容を確認します。
質問することで、 あなたと上司の双方がざっくりとしたイメージを掴むことができます。
また、 方向性を認識することで 、ズレを防ぐことができます。
あなたの仕事の優先度を決めるためにも、期限確認は重要です。
緊急度の高くない指示を、残業してまで終わらせる必要はありませんからね。
無駄な残業を防ぐためにも、 いつまでに必要なのか は必ず確認です。

進捗確認の打ち合わせを設ける
すぐにはできない、時間がかかる指示の場合は、進捗確認の打ち合わせを設けるとよいですね。
途中で方向性をすり合わせておけば、 軌道修正、変更に費やす時間を節約できるからです。
あなたの時間を無駄にしないためにも、指示を受けた時に
「承知しました。ではこの内容で進めます。○○ができた段階でレビューをお願いしてもよろしいでしょうか。」
と、打ち合わせをお願いしておくとよいと思います。
先輩や別の部署の上司に相談
確認や質問の重要性はわかっているけれど、怖くて聞けない、聞きづらいから困っているんだ。
上司が嫌いだから話したくない・・・
というお悩みもあると思います。
嫌な上司に、「目的は?」「期限は?」なんて細かく聞けないし、聞いたら叱られる・・・
そんな場合は、先輩や別の部署の上司に相談です。
上司の指示があいまいで困ると思っているのは、おそらくあなただけではありません。
そういう上司は周りからも指示出しが下手な人と、思われているでしょう。
言い方は悪いですが、先輩や他部署の上司であれば、あなたの上司の「扱い方」に慣れている人も少なくないかと思います。
「あー、そういうときは○○するといいよ」
「○○だけは、忘れないようにしておけば問題ないよ」
と、アドバイスをいただけるかもしれません。
周りもみんな迷惑しているので、愚痴大会に発展し、ストレス発散の場になることも考えられますよね(笑)。
また、相談内容が指示についてだとしても、気遣いのある他部署の上司であれば「パワハラで悩んでいるのでは?」と察してくれるかもしれません。
職場の悩みはあなた一人では解決できないこともありますので、周りの力を借りましょう。
まとめ:指示がわかりにくい上司に対しては、あなたが指示を明確にしてあげるというつもりで行動
以上、指示がわかりにくい上司について、その原因や解決策についてまとめました。
上司の指示がわかりにくい原因
- 上司も指示内容や目的をよくわかっていない
- 細かく説明しなくてもわかっていると思っている
- 指示出しが下手で上司・管理職に向いていない
上司の指示がわかりにくい場合の解決策
- 指示内容を上司に確認・質問する
- 進捗確認の打ち合わせを設ける
- 先輩や別の部署の上司に相談
私の周りでも、何を言っているのかわからない、曖昧な指示しかしない上司に振り回されている友人がいます。
しかし、そんな上司は大抵は周りからも同じように見られています。
考え方によっては、円滑に仕事が進むようにあなた自身がコントロールできるとも言えますので、うまく対処していきたいですね。
指示出しが下手な上司の下で働くと、「質問力」、「自分の頭で考えて行動する力」が身につきます。
リーマン力を鍛えるよい機会を与えてもらったと、ポジティブに考えるのも良いかもしれませんね。