離婚時には、今まで使っていた家具や家電などの荷物をどうするのか悩みますよね。
持ち出して引き続き使うべきか、それとも思い切って処分すべきか、処分するとしたらどのようにするのか等を決めなくてはなりません。
そこで、離婚経験のある筆者が、自らの経験を交えながら、家具家電、その他荷物をどのように処理したのかについて解説します。
Contents
離婚後も今まで使っていた家具家電を使いたいですか?
まず初めに考えるべきは、今まで使っていた家具家電をこれからも使いたいのかということです。
なぜなら、あなたがどちらの立場なのかによって対応が異なるからです。
離婚時に家具家電を持ち出したい場合、財産分与をする
夫婦関係は破綻しても、物に罪はありません。
あなたが今まで使っていたものを引き続き使うことに抵抗がなく、持ち出したいと考えるのであれば、きちんと財産分与をしましょう。
財産分与の対象となるのは婚姻期間に購入したものです。
独身時代にあなたが購入したものや、嫁入り道具は含まれません。
これらの物は、あなたに所有権があります。
財産分与というと難しいことのように思いますが、双方の話し合いで離婚の手続きをすすめるのであれば、家具家電をリストアップし、どれをどちらが持ち出すのかを決めればよいと思います。
しかし、購入から数年あるいは数十年経過したものの価値を評価するのは非常に難しいです。
一方の持ち出し品の方が価値が高い等、揉めることも予想されます。
このため、財産分与で体力・精神力を消耗してしまう可能性がある場合には、専門家に入っていただくことをおすすめします。
淡々と持ち出しリストを仕分けできるという場合には、双方が納得するかたちで財産分与を進めていけば良いと思います。
離婚時に家具家電、その他荷物を処分したい場合
一方で、今まで共有していた家具家電、思い出がつまった荷物なんかもう二度と使いたくない。見るのも辛い。という場合もあると思います。
私の友人がまさにこのタイプで
「そんなものいらない」
といって、何一つ持ち出さずに家を出ました。
ただし、お金の財産分与はしていますので、きれいさっぱりで潔いなと感じました。
双方とも今までの所有物が不要な場合には、それらを処分しなくてはいけません。
そこで、どのように処分をするのか考えてましょう。
知人・友人に譲る
高価な家具や人気の家電などであれば、知人や友人の中で欲しいという人がいるかもしれません。
手っ取り早く処分できますし、喜ばれるのであれば、よい方法だとは思います。
しかし、今後も付き合いのある知人や友人に物を譲った場合、今後もあなたがそれらの物を目にする機会があるでしょう。
物には思い出が詰まっています。
あなたがもう見たくないと思うのであれば、知人や友人に譲るのは避けた方がよいでしょう。
寄付する
次に考えられるのは、「寄付」です。
知人や友人に譲る場合とは異なり、全く知らない第三者に譲るのであれば、もう二度と目にすることもありません。
施設など、困っている方に差し上げるのであれば、社会貢献にもなります。
WebサイトやSNS、地域のフリーペーパーなどを使ってコンタクトをとってみるとよいかと思います。
不用品をリサイクルショップ等で処分して現金化
あなたにとっても元パートナーにとっても不用品となるのであれば、一番良い処分方法はリサイクルショップやメルカリなどのフリマアプリで処分して現金化することです。
なぜなら、売却したお金を分けることは、双方にとって納得感が高いからです。
離婚後、第二の生活をスタートさせるには引っ越し代金、新生活に必要な物を揃える費用などがかかります。
このため、不用品を売却したお金は貴重な軍資金となります。
メルカリやヤフオクなどで不用品を販売するのは、手間がかかるので面倒くさいのであれば、出張買取や宅配査定をしてくれるリサイクルショップにおまかせするのがよいと思います。
WEBサイトから簡単に申し込みができますので、まずは査定だけでもしていただくとよいのではないでしょうか。
↓↓ノーブランドや雑貨も無料で査定!出張買取の申し込みはこちらから↓↓
↓↓汚れやキズがあってもOK!ブランディアの宅配査定申し込みはこちら↓↓
30代後半で離婚した私は離婚時に家具家電、荷物をどうしたか
当ブログの筆者も30代後半で離婚を経験しました。
私の場合は、前述の友人のように「離婚するんだから今まで使っていたものなんて何もいらない!」というわけにはいきませんでした。 (その理由は後述しますね。)
また、主人とは協議離婚で話し合いを重ねながら、粛々と手続きを進めることができる状況でした。
このため、お互い必要な物はそれぞれ持ち出し、不要なものはリサイクルショップに売却したり、フリマアプリで処分しています。
参考までに、それぞれが何を持ち出したのかといいますと、主なものは下記の通りです。
- 大型液晶テレビ
- ドラム式洗濯機
- 大型冷蔵庫
- デスク&チェア
- プリンタ
- 掃除機
- 炊飯器
- ポット
- 最小限の台所用品
- こまごまとした生活雑貨
元主人が持ち出したものは主に大型の家電であり、私が持ち出したものは生活に必要な小型の家電や、最小限の生活雑貨や台所用品です。
私たちの場合、動産の財産分与で揉めることはなく、私が欲しい物を持ち出し、私が不要なものは主人が引き取るか処分することになりました。
価値が高い白物家電がいらなかったのは、単純に、新しいマンションではそれらの物を置くスペースがなかったからです。
それまで住んでいた3LDKのマンションから、1Kの小さな部屋へ引っ越すことになったため、コンパクトな家電に買い替える必要がありました。
テレビが不要だったのは、スペースがないということもありますが、これからの私の人生にテレビは必要ないと考えたからです。
テレビを見ている時間があるなら、自己投資、スキルアップに励もうと決意しました。
その思いは今も変わらず、現在もテレビのない生活を送っています。
なぜ離婚時に思い出の詰まった家具家電、荷物を持ち出したのか
前述のリストは一例であり、私の場合、新しい生活に必要な最小限の荷物は全て持ち出しました。
理由は二つあります。
金銭的な理由
一つ目は金銭的な理由です。
離婚時には金融資産の財産分与をきちんと行ったため、数年は暮らしていける貯金はありました。
しかし、貯金を頼りにはしたくなかったのです。
老後のためにも貯金に手は付けず、今後の生活は、自分の収入の範囲内で身の丈にあった生活をすると決めていました。
そのため、使えるものを処分して新しい物を購入することに抵抗があったのです。
元主人を思い出すものはいらないという感情よりも、元来のもったいない精神がこんな時にも発揮したのでしょうね。
新しいものを買いそろえる時間の余裕がなかった
二つ目の理由は、時間的な余裕がなかったためです。
私の場合、離婚の話し合いを進めると同時に再就職活動もしました。
離婚・再就職・引っ越しの3つを同時並行で進めたのです。
当時の私にとっては、仕事に専念し、生活基盤を固めることが何より重要でした。
このため、新生活に必要な物を買いそろえる時間の余裕がなく、買い物に行くことよりも1日でも早く仕事を覚え、新しい生活や環境に適応することを重視したのです。
離婚後は自分の稼ぎで全部買い替えようと誓った
離婚直後~1年くらいは、仕事中心の生活で、過去を振り返って感傷に浸っている余裕はありませんでした。
昔の生活を思い出させる物に囲まれた生活を送っていましたが、そんなことを気にしている暇はなかったのです。
とはいえ、思い出がつまっている家具家電や生活雑貨をいつまでも使い続けるつもりはありません。
離婚をバネにコツコツと努力を積み重ねてきた結果、昇格・昇給し、ほんの少しですが生活にゆとりができました。
今年はコロナの影響で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、猛烈な勢いで買い替えを進めましたね。
生活雑貨などのこまごましたものはほぼ全て新調しましたし、炊飯器やポット、掃除機などの小型家電も買い換えました。
昨年のボーナスでは、以前から気になっていたルンバをついに購入しました!
まだ、いくつかは当時の物を使用していますが、残りの物も順次買い替えていく予定です。
最後に
離婚経験者の私から、あなたに伝えたいことは下記の通りです。
- 離婚後も家具家電を使うことに抵抗がないのであればきちんと財産分与しましょう
- 今まで使っていた物なんていらない!という場合は売却して現金化することをおすすめ
- 自分の稼ぎで家具家電を買い替えると気分爽快です
新生活にはお金がかかります。
また、離婚のショックで思い出が詰まった物などもう見たくない、使いたくないかもしれません。
過去を思い出して辛くなるのが怖いのであれば、思い切って全部処分してしまいましょう。
不用品は、リサイクルショップやメルカリなどで現金化することをおすすめします。
↓↓ノーブランドや雑貨も無料で査定!出張買取の申し込みはこちらから↓↓
↓↓汚れやキズがあってもOK!ブブランディアの宅配査定申し込みはこちら↓↓
私と同様、離婚時にやむを得ず最小限の家具家電を持ち出してしまった場合には、少しずつでも良いので、あなたの収入で買い替えを進めてみませんか?
懸命に働いて得たお金で新しいものに買い替えると、過去との決別のようで気分爽快です!
これからの人生を、強くたくましく生きる自信になるはずです。