シングルマザーとして子供を育てていくために就職活動をしているけれど、なかなか面接に受からない。
正社員の面接に落ちるのは仕方がないことなのだろうか。
シングルマザーだからこそ、安定した給与を得るために正社員として働いて経済力をつけたいと思うものの、不採用続きで自信をなくされていませんか。
母子家庭だと正社員になるのは不可能なのだろうかと辛くて諦めたくなることもあるかと思います。
しかし、シングルマザー、母子家庭だからという理由だけで面接に受からないなんてことはありません。
なぜなら、あなたは書類選考を通過しているからです。
少なくとも、その企業はあなたに離婚歴があることや、子供の有無だけで採用するか否かを決めているのではありません。
そこで、あなたが面接で不採用となった理由を探りながら、どうすればシングルマザーが正社員になれるのか、面接で受かるにはどうすればよいかについて考えていきたいと思います。
Contents
シングルマザーだから面接に受からないということはないと思う理由
面接でシングルマザーであることを話した結果、不採用になってしまった。
お子さんのために稼がなくてはならないけれど、正社員のハードルは高くて無理なのだろうかと落ち込んでしまいますよね。
確かに、母子家庭の求職者を採用することを敬遠する企業も中にはあるかもしれません。
しかし、そのような企業であれば、履歴書・職務経歴書を確認し、書類選考で落としています。
また、例え入社したとしても働く環境が整っておらず、結局は退職しなくてはならない可能性が高いですよね。
そうであれば、書類で判断されて良かったのだとプラスに考えましょう。
一方で、あなたが面接に進むことができたということは、企業はあなたの履歴書をチェックし、シングルマザーであることを承知の上で、話を聞いてみたいと面接に呼んでくださったということです。
母子家庭が不利になっているわけではありません。
シングルマザーだから面接に落ちるのではなく、理由は他にあるのでは?
繰り返しになりますが、あなたは書類選考に合格しています。
つまり、採用担当はあなたに興味を持っており、あなたに会って話を聞いてみたいと思ったわけです。
しかし、残念ながら面接の結果、不採用となったのであれば、その理由は以下のことが考えられないでしょうか。
スキルや経験がマッチしなかったため
中途採用は即戦力が求められます。
このため、企業側はあなたのスキルや経験が募集ポジションと合っているかどうか、貢献してくれそうかどうかを知りたいということですよね。
不採用になった理由は、面接官があなたが職場で活躍する姿をイメージすることができなかったからかもしれません。
アピール不足やミスマッチの可能性があるのであれば、もう一度自己分析のステップに戻ってみましょう。
30代後半で再就職をした私自身の経験を基に、次の記事で活動手順をまとめています。併せてご覧いただけると幸いです。



あなたの人柄・性格と企業が求めるタイプが異なったため
1時間程度の面接で面接官があなたの全てを判断することは不可能です。
しかし、第一印象や面接での会話の中から、企業側は「この求職者はこういう人かな。」というイメージを持つはずです。
特定のプロジェクトの一員としてあなたを採用したい企業、具体的にペアを組む人物が決まっている場合などは、こういう人が欲しいという要望があるはずです。
このため、企業が欲しいと思うタイプの人物とあなたのイメージが異なる場合には、不採用となる可能性がございます。
企業がどのような人物像を求めているかということは、一次面接である程度想像がつきます。
合わない企業で働くことは、あなたにとっても不幸ですよね。
面接はお互いを知る場所ですから、あなた自身を知っていただき、判断してもらえばよいと思います。
もちろん、あなたの方から「この会社では無理だ」と判断する勇気も必要だと思います。


シングルマザーを雇用する際の懸念点を払拭できなかったから
企業側はシングルマザーであるあなたを面接の場に呼んだわけですから、少なくとも母子家庭であることだけが理由で不採用にする会社ではありません。
しかしながら、子供がいることで業務に支障をきたさないかどうかは、必ず聞かれるかと思います。
どうしても定時で退社しなくてはならないのであれば、業務効率化のために今まで取り組んできたことを話し、タイムマネジメントに優れた人材であるということをアピールする必要があるでしょう。
あなたが、時間管理をしっかりできる人間であるということ、効率化のために努力してきたことを、具体的なエピソードで話すことができれば、面接官を納得させる材料になると思います。
また、残業はできないが、繁忙期には早朝出社や自宅への持ち帰りで対応することが可能なのであれば、そのことにも言及するべきです。
定時に帰らなければならないけれど、同僚に迷惑をかけないように努力する姿勢を見せましょう。
今は、テレワークが可能な企業もたくさんありますので、最初から柔軟な働き方にができる企業に絞って就職活動をするというのも良いですね。
シングルマザーだから正社員の面接に受からないと、挑戦する前に諦めない
厳しい言い方になるかもしれませんが、正社員の面接に受からない原因を、「シングルマザーだから」とするのは言い訳です。
なぜなら、母子家庭であることを理由にすれば、あなた自身が傷つかないからです。
少なくとも面接に駒を進めることができたあなたは、シングルマザーか否かで会社に判断されているわけではありません。
・前向きな意気込みを見せることがただろうか
・なぜ、その企業で働きたいのか、どの分野で貢献できるのか具体的にアピールできただろうか
面接の内容で、もう少しこういう風に話せていればと思うことはありませんか?
仕事に対する熱意や、その企業で働きたいと思っている意欲を見せることができれば、腰掛でなくしっかりと働いてくれそうなあなたを採用したいと思う企業があるはずです。
就職活動は挑戦の繰り返しです。
私の場合も、試行錯誤しながら再就職活動を続け、最終的には「ここで働きたい!」と思う企業にめぐり合うことができました。
一つの考えに固執せず、複数の転職サイト・エージェントに登録し、就職先を探してみてください。
場合によっては、職種の変更という決断もできると思います。

働き方が多様化している今、正社員として働いているシングルマザーはたくさんいます。
広い視野を持って、就職活動を進めていきましょう。
最後に
シングルマザーとして、お子さんのためにも経済力をつけたい。そう思うのは当然ですよね。
私の場合は子供はいませんが、離婚して自立するため、30代後半で再就職活動をしました。
強く生きていくためには収入が必要。


そう考えたからこそ、非正規雇用ではなく正社員の道を選びました。
諦めず行動すること。
不採用になった場合は原因を考えて次に活かすこと。
選択肢を広げて、求人を探すこと。
これからのお子さんとの生活のためにも、生き生きと働ける仕事を探しましょう。
過去を変えることはできませんが、未来はあなたの行動次第です!