離婚と再就職

離婚後の仕事探し 手に職がつく介護職を選ばなかった理由

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離婚を考えているため、今後の生活のためにも手に職がつき、大変だけれどやりがいがある介護の仕事をするべきか。

何社も面接を受けているけれど、なかなか仕事が決まらない。

30代後半という年齢を考えると、人手不足で需要があるヘルパー、介護福祉士の資格をとったほうがよいのだろうか。

専門職の資格がなく、フルタイムで働くことにブランクがある女性の場合、30代後半で正社員の職が見つかるのかどうか不安ですよね。

また、正社員だからといって安定とは限りませんので、できればスキルを身に着けたい。

このように思う女性は多いのではないでしょうか。

未経験からでも可能で、需要があって就職に有利、資格をとって一生もののスキルにすることができるということで常に候補に挙がるのが介護の仕事です。

しかし、どうしても仕事の大変さ、厳しさ、人間関係などのマイナスイメージが与える影響は大きく、求人があっても応募してみようという気持ちにはなかなかなりません。

私はブランクがあり年齢も30代後半と非常に不利な中で、再就職活動をしました。

就職に直結するような資格やスキルはなかったため、正社員の職を得るまでには苦労をすることはわかっていたにも関わらず、求人の多い介護業界を志望することはありませんでした。

そこで、私自身の経験を基に、介護職を選ばなかった理由について述べていきたいと思います。

他に仕事がないから介護職を選ぶのか、目的意識ややってみたいという意欲があり選ぶのかの違い

介護施設で働く採用担当者の方の話

女性の再就職支援や、非正規雇用から手に職をつけて正社員を目指す場合の仕事として、必ずと言っていいほど候補になるのが介護の仕事です。

高齢化で仕事の需要があるにもかかわらず、給与や労働環境、仕事内容のネガティブなイメージも相まって、慢性的に人材不足の業界です。

実際に介護施設で採用を担当している方の話をお伺いすると、給与や有休などの雇用環境を整え、採用努力はしているものの、なかなか応募してくれる人がいないということでした。

特に今は、介護業界だけでなく求人が多い売り手市場なので、求職者にとって選択肢は豊富。

採用活動は更に難しい状況なのだそうです。

ヘルパーから介護福祉士になった知人の経験談

長年介護の仕事に携わっている知人によると、仕事内容は決して楽ではありません。

しかし、彼女の場合は、元々介護職に興味があり、社交的で人当たりのよい性格でした。

彼女曰く、一言で介護職といっても施設によってその内容や担当する業務や環境は全く異なるとのことでした。

現在は小規模な施設で介護福祉士として働くものの、料理や手先が器用な彼女は、グループ施設内のカルチャー部門を主に担当するなど、自分の好きなこと・得意分野で楽しく仕事をしています。

ヘルパーからスタートし、介護福祉士として長年経験を積んできましたので、体力的にも精神的にも大変な時期はたくさんあったようです。

しかし、それでも辞めなかった理由は心の根底に「介護の仕事が好きだ」という思いがあったからです。

フィリピン人が看護や介護の仕事に向いている理由

人材不足を解消するための手段として、介護業界ではインドネシアやフィリピンからの人材を受け入れています。

私はオンライン英会話でフィリピン人の先生と話す機会がよくあるのですが、看護師の経歴を持つ先生も多い印象です。

彼女たち曰く、

「フィリピン人にとって両親や祖父母の世話をするのは当然のこと。大家族なので子供が好きなフィリピン人も多い。つまり私たちは他人のお世話をすることに対して抵抗はないし、看護や介護の仕事は私たちのパーソナリティーとすごくフィットする仕事なの」

なのだそうです。

フィリピン人は英語が話せるので、海外に出て看護師として活躍し母国の家族へ仕送りをする人たちも多いですよね。

「日本で働きたいという友人もたくさんいるんだけど、日本の場合は日本語を話せないといけないので難しいのよ」

前述の介護施設の採用担当者もおっしゃっていたのですが、フィリピン人介護士さんは利用者さんにとてもやさしく接してくれるのだそうです。

このため、利用者さんのご家族からの信頼が厚く、もっと採用したいのだが、日本語の壁が大きくなかなか難しいとのことでした。

介護の仕事は求人が多く、手に職もつく。でも、私にとってやりたい仕事ではない

自分の興味や関心があるのはどのような仕事か、何をやってみたいのか

社会的な意義があり、大変だけれどやりがいのある介護の仕事。

資格をとれば、仕事を探すのも難しくはないでしょう。

しかし、根本的な問題として、「自分は介護の仕事をやってみたいのか」という問われると、答えはNoだったのです。

私は、「英語が活かせる仕事」がしたいという希望がございました。

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英語が活かせるといってもあまりにも漠然としていて具体性に欠けますが、日常業務において何らかのかたちで英語を使う仕事がしたかったのです。

語学系のキーワードは仕事検索の際にも人気で、競争率が激しく就職活動に時間がかかることが予想されました。

しかし、それでもやってみたいという仕事があるのであれば、まずはその分野で頑張ってみようと思ったのです。

他に仕事がないので介護職、興味はないけれど手に職がつき、就職も難しくないので・・・

そんな消極的な理由で選んだところで、きっとすぐに辞めてしまうだろうし、介護の仕事が好きで働いている人たちに叶わないですよね。

最後に

経済的に厳しく、1日でも早く仕事をみつけて働かないといけない。

他にやってみたい仕事がみつからない。手に職を身につけ、就職に有利な資格をとりたい。

もしもあなたがこのような状況であれば、現在もまた今後もおそらく需要があるであろう介護の仕事を選んでもよいと思います。

しかし、私の場合はどれほどやりがいがあったとしても、現段階で興味をもつことができませんでした。

また、例え仕事を探すのが難しいとしても、やってみたい仕事がありましたので自分を信じて頑張ってみました。

幸い今は、人手不足ということもありブランクがあっても応募可能、または採用してくださる企業はございます。

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最初から消去法で仕事を選ぶのではなく、少しでも興味がある、話を聞いてみたいという企業があれば積極的に応募して、自分の可能性を広げてみることをお勧めします。