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内定辞退はいつどのタイミングで?緊張したけど電話でお伝えました

内定辞退 いつ どのタイミング
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他にも気になる企業がある、内定後の面談で提示された条件が期待していたものではなかった等、熟考の末に内定辞退の決断をすることがありますよね。

書類選考、筆記試験、一次面接、二次面接と、あなたのために貴重な時間を割いて選考してくださった企業に対し、申し訳ない気持ちはあるかもしれません。

しかし、転職・再就職はあなたの人生にとって大きな決断です

内定辞退を決めたのであれば、なるべく早く企業に連絡しなくてはなりません。

そこで、30代後半で正社員を目指して再就職をした私の体験も織り交ぜながら、いつどのタイミングで辞退の連絡をしたのか、辞退の方法は電話とメールどちらで行ったのか、辞退を告げた際の企業側の反応などについてまとめていきます。

内定を辞退するならいつ連絡?タイミングは?

最終面接までに仕事の詳しい内容などはある程度把握できているかと思います。

しかし、人生の一大決心ですから、入社するか否かの判断は、給与や休日、残業等の条件面で納得できるかが重要ですよね。

私の場合は、内定の連絡を受けてから、内定通知書(採用通知書)をいただきました。

1社目は内定後の面談時、2社目は郵送、3社目はメール添付という形でした。

正社員として入社するのであれば、仕事が生活の糧となることは企業側も承知しています。

私の場合は離婚を期に再就職するという事情がございましたので、労働の対価として得られる収入が、経済的に自立できる、生活に困らない金額でなくてはなりませんでした。

内定通知書を受け取ったからといって、企業側も即決断は求めてはきません。

早期の増員を希望していた1社目の場合は1週間以内に返事が欲しいとのことでした。

2社目の場合は、入社日予定日が1か月以上先であったため、返答の期限は設けられませんでした。

3社目の場合も具体的な期限を言及されたわけではありません。

内定通知書の条件を確認し、検討していただきたいという表現だったかと思います。

1社目の場合は、まだ再就職活動を始めたばかりであったことと、給与面で入社するのは難しいと判断し、内定通知書をいただいた後に辞退する決意はすぐに固まっていました。

増員目的の募集であり、他の候補者を断ったということを伺っていたため、条件面談から2,3日後に辞退の連絡をいたしました。

2社目の場合は、始めはそれほど志望度が高くなかったものの、選考が進むにつれて印象がプラスへ大きく変わっていった企業でした。

事業内容も給与や残業代の条件面でも問題はなかったため、入社しようと考えたこともございました。

自分の中で気持ちが揺れ動いたものの、選考が進んでいた他の企業にも未練があったことから、辞退の決断が固まった約1週間後に、電話で連絡をいたしました。

内定承諾の返事は、企業側から期限を設けられる場合と、具体的な言及はない場合がございます。

しかし、辞退することを決めたのであれば、期限を待たずにすぐに連絡する方が良いかなと思います。

辞退連絡は憂鬱な気分になることもございますので、迅速かつ適切に行えば、気持ちの整理ができて良いと思います。

内定辞退は電話とメールどちらが良い?

内定辞退は緊張するけれど電話で連絡

「時間をかけていただいたのに内定辞退を申し出るなんて、企業側に申し訳ない」

面接での印象がよく、最後まで入社を迷っていたような場合は特に、内定辞退に対し申し訳ないと罪悪感を抱くことも少なくないかと思います。

しかし、あなたが辞退を決断したのであれば、できる限り早く企業側に伝えることがお互いにとってよいですよね。

なぜならあなたは憂鬱な時間を少しでも減らし次の行動に進むことができますし、企業側も新しい候補者の選定を進めることができるからです。

そこで、どのように連絡をするかですが、私の場合は電話で伝えました。

企業に電話をかける場合、どうしてもという場合を除き、12-13時のお昼休みや朝の忙しい時間帯、帰宅前の時間帯を外すのはマナーだと思います。

特に、お昼休みに電話がかかってくるのは非常に迷惑!

担当者が席を外していることが多いですし、自席にいたとしてもつかの間の休憩時間ですから、折り返しとなることが大半です。

サービス業の場合はお昼休みは社内で分散されるかもしれませんが、一般的なオフィスでは12-13時に休憩をとる企業が大半だと思いますので、余程の緊急時ではない限り、この時間帯を避けるのが無難。

常識がない人だと思われかねません。*実際に私の会社ではそのように思われていますので・・・

では次に、どのように内定辞退を伝えれば良いか、その内容についてです。

私の場合は下記のようにお話しました。

企業:「お電話ありがとうございます。○○でございます。」

私 :「お忙しいところ恐れ入ります。私、中途採用でお世話になっております○○と申します。採用担当の○○様はお手すきでしょうか。」

企業:「○○でございますね。おつなぎします。少々お待ちくださいませ。」

採用担当者:「お電話変わりました。○○でございます。」

私:「お世話になっております。○○と申します。内定のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございます。大変申し訳ございませんが、検討させていただいた結果、内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。」

まず始めの導入文はこのような流れになるかと思います。

実際は、相手との会話ですから、この後は担当者の方の反応を待ち、それに対して誠実にお答えするということですね。

大切なのは、内定に対し、感謝の気持ちを述べることと、辞退することで迷惑をかけてしまうことをお詫びすること。

この2点をお伝えすれば、辞退時のマナーとしては問題ないのではないでしょうか。

内定辞退の電話をしたが不在!メールで良い?

前述の通り、企業に電話をかける時間帯はお昼休みや始業直後、終業前後を避けるかと思います。

しかし、担当者が不在のケースもありますよね。

連絡するぞ!と覚悟をきめて電話をしたにもかかわらず、担当者が不在だった場合、メールで済ませたいと思うことも多いかと思います。

この場合であれば、メールで内定辞退の連絡をしても良いのかなと個人的には思います。

辞退がいくら気まずいからといって、何のアクションも起こさず無視するということだけは決してしてはいけません。

内定辞退の連絡時に企業から理由を聞かれる?

私の場合は、内定辞退の連絡をした際に、企業からはその理由を尋ねられました。

「今後の採用活動の参考にさせていただきたいので、差し支えなければ辞退の理由をお聞かせいただけますでしょうか。」

当然と言えば当然ですよね。

企業側も時間をかけて採用活動を行い、内定者を決定しているのですから、何故辞退するのかその背景や理由を知りたいと思うのは自然な流れです。

では、どのように返答したのかと言いますと、1.今回の就職活動は人生の大きな決断、転換であり熟考を重ねたこと。2.内定をいただいたことは大変光栄で、検討をしたが、他社からも内定をいただいておりそちらへの入社を決意したこと。

このような内容ですね。

詳細に理由を述べる必要はなく、ある程度はぼやかして、ネガティブなことは言わない方が良いかと思います。

最後に:内定を辞退する場合は、1週間以内に電話連絡 誠意を持って対応

内定辞退を決めてから、その意思を企業に伝えるまでには様々な葛藤があるかと思います。

私の場合は、内定通知書をいただき、その内容とその時点での他社の選考状況や自分自身の仕事に対する方向性などを改めて検討し、辞退するかどうかを決めました。

検討した期間は約1週間。

内定辞退のために電話をするのは緊張しましたが、今までお世話になった感謝の意味でも、誠意を見せるためにメールではなく電話で直接お伝えしました。

不安な気持ちがあるかもしれませんが、誠心誠意あなたの言葉でお話すれば、採用担当者も理解してくれますよ。

気持ちを切り替えて、他社の就職活動に専念するためにも、辞退の連絡はなるべく早く済ませておくと良いと思います。