圧迫面接や不愉快な質問で泣きたくなるほど辛くなる面接を経験したことがありますか?
離婚のことなどプライベートなことを根掘り葉掘りと聞かれないだろうか。
耐えられなくて「もう帰りたい!」と思った時はどうすればよいのだろう。
転職は初めてだったり、長期ブランクを乗り越えての再就職の場合には、今の中途採用の面接がどのように行われているのかわからず不安になりますよね。
自分に自信が持てない中で挑む転職活動であれば尚更です。
私自身の再就職活動を振り返ってみますと、こちらが身構えているほど不愉快な面接はほとんどなく、どの企業の面接官の方も真摯に対応してくださいました。
しかし、1社だけは「帰りたい・・・・」と途中退席したくなる面接を経験。
この体験から学んだこと、圧迫面接や不愉快な面接官にどのように対応するかについてまとめていきますね。
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結論:時代錯誤の社員がいるような会社で働く必要はない。
⇒ 途中で帰る勇気があれ退席!なければ、面接後に辞退するぞと気持ちを切り替えよう
Contents
転職の面接で、途中退席したくなるほど嫌な質問をされるケースとは
圧迫面接
新入社員の面接ならまだしも、中途採用で圧迫面接なんてあるのでしょうか。
個人的には、いわゆる「圧迫面接」だと思うか否かは求職者の性格にもよると思うのです。
同じ態度、同じ質問をされたとしても、応募者にとって受け止め方は異なります。
あなたの周りにもいませんか?
「それって嫌味を言われているんだよ」と指摘してあげても全く気が付いていない友人が。
反対に、そういう意味で言っているのではないにも関わらず、悪い方、悪い方に受け止めてしまう人がいるかもしれません。
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面接官の対応が投げやり
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ため息をつかれる
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こちらが一生懸命に答えたことに対して鼻で笑われる
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笑顔を見せるが心は笑っていないのがわかる
等々、言葉でなくても面接官の態度が原因で、ムカつくなーと感じてしまう場合もあるかと思います。
明らかに人格否定をするような暴言をはく面接官なら即NG!
しかし、転職活動の場合、即戦力を求めていますので、職歴について細かく突き詰めるような形で質問してくる場合もございます。
捉え方によっては「圧迫」だと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、こういうケースであれば、見極めるために深堀りした質問をされているのだと前向きに考えることも必要だと思います。
実はこのケースは、最終面接で失敗した自らの実体験。
最終面接を担当した役員と今までのフレンドリーな面接官とのギャップがあまりにも大きく、同じ厳しい質問でも、面接官の表情によって受け取る雰囲気は全く異なるのだと実感しました。
面接で離婚や家族のことなど、プライベートなことを聞かれる
厚生労働省の「公正な採用選考の基本」によりますと、
職務遂行のために必要となる適性・能力を評価する観点から、あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき、適性と能力に関係のない事項を尋ねないよう留意しましょう。
として、就職差別につながるため、採用面接で尋ねてはいけない質問事項についてまとめられています。
例えば、次のような質問です。
<a.本人に責任のない事項の把握>
・本籍・出生地に関すること (注:「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します)
・家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)
・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)
・生活環境・家庭環境などに関すること
また、大阪労働局のホームページにはより実際にあった質問事例が会話形式で掲載されています。
本当にこんな面接官がいるのかと思うような内容ですが、ハローワークの事例とのことですので、やはりハローワークではこのようなブラック企業の求人が数多く含まれる危険性があるのかもしれませんね。
面接官や企業の社員が採用時の禁止質問について勉強していない
では、何故面接官が、採用時に離婚や家族のことなどプライベートなことを根掘り葉掘り聞いてくるのか、単純にストレス耐性を図っているとは思えない、人格否定をするような度を過ぎた圧迫面接をするのでしょうか。
今の時代、面接官としてしてはいけないこと、聞いてはいけない質問などインターネットで少し調べるだけでいくらでも情報を得ることができます。
また、時間を割いて面接に足を運んでいる求職者への対応が悪ければ、企業イメージの悪化につながり、SNSを通して情報を発信されてしまう可能性もございます。
つまり、採用に際し、勉強不足であったりリスク管理ができていない企業である可能性が極めて高いと思うのです。
求職者への対応が悪い企業が、働き方改革、社員のために労働環境を整えるといった配慮を見せているとは到底考えられません。
つまり、あなたがもし、面接で不快感や違和感を抱いたり、逃げ出したくなるくらい辛い面接だったのであれば、そのような企業に合格することを考えなくてOKです。
私自身経験したことですが、直感って大切だと思うのです。
内定しなくてよかったと考えましょう。
どうしても無理だと思ったら面接を途中退席!勇気がなければその場は耐えて、こちらから辞退!
面接官の質問があまりにも酷く、「もう帰りたい!」と「こんな会社に採用されなくても構わない」そう思ったら面接を途中退席しても構わないと思います。
「申し訳ございません。体調不良で・・・・」
など適当な言い訳を言ってその場を立ち去る、自分を守ることも必要です。
面接官の手元にある履歴書・職務経歴書を返してもらうことができるのであれば尚良いですね。
とはいうものの、実際には途中退席の行動をとれる求職者はなかなかいないと思います。
私自身も、帰りたい!と思いながら面接に耐えました。
どのように乗り切ったのかと言うと、面接開始後数分で、選考辞退のメール文面を考えながら面接をしていました。
お祈りメールを受け取る前に、こちらから選考を辞退してやるぞ!
そんな気持ちですね。
最後に
30代後半で転職活動をすると、転職先が決まるまで長期化してしまうということも少なくないかと思います。
しかし、幸い今は求人数が多く、複数の転職サイト、エージェントに登録をしておけば、面接の機会を多く得ることができます。
10年もブランクがあった私でさえ、正社員として3社から内定をいただくことができたのですから、あなたもきっと大丈夫。
求職サイトの大手、転職者の8割が利用しているリクナビNEXTへの登録は必須ですね。
就職活動はマッチングですから、あなたもこれから働く企業を選んで良いのです。
度を越した圧迫面接や離婚や家族などデリケートな質問をしてくる企業は断ってOK。
入社したとしても、セクハラやパワハラが横行し、働き方改革なんていう意識がない、コンプライアンスもない企業である可能性が高いです。
面接のために割いた時間は戻りませんが、次の企業の対策へと気持ちを切り替えましょう。