離婚と再就職

就職活動は離婚前と後どちらが良いか【体験談】

就職活動 離婚 前 後 どちら
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離婚前から就職活動をすべきか、離婚後に仕事を探した方が良いのか、今後の生活を考えた場合、どちらの方がスムーズにいくのか悩みますよね。

今からほんの少し前、私もあなたと同じように人生に絶望し、どうしてよいかわからない暗闇の中にいました。

しかし、どんなに辛くても仕事を探して自立しなくてはなりません。

結論から申し上げますと、私自身は離婚前から就職活動を始めました。そして、離婚前に2社、離婚後に1社から内定をいただくことができました。

この記事では、

  • 仕事を探すには離婚前と後どちらの方が良いか、そのメリット・デメリット
  • 休まず前を向いて行動して良かったと思うこと

これらについて書いていきます。

私は、10年のブランクを経て、離婚を機に就職活動をした30代後半の女性です。

こんな私でも未経験の職種に正社員として採用され、今、前を向いて強く生きてます。

離婚と再就職を乗り越えた(実際には心の傷はまだ癒えていません)からこそ、少し前の私と同じ状況にあるあなたに「大丈夫だよ」と言いたい。そんな想いを込めて書きますね。

離婚前に仕事を決めるメリット・デメリット

メリット

離婚というのは結婚以上にエネルギーが必要です。

これは経験したことがある人にしかわからないですよね。(もちろん、経験しないにこしたことはありません・・・)

離婚準備と並行して就職活動をするというのは、強靭な精神力と体力が必要です。

しかし、先に仕事を確保しておくことで、少なくても離婚後の生活の経済的な不安はやわらぐかと思います。

デメリット

既婚の状態で面接を受け、採用をされた場合、入社時あるいは入社後しばらくしてから苗字が変わるという問題がございます。

この点については面接時にあるいは採用後に旧姓で仕事を始められるように人事の方に相談しておく必要があるかと思います。

入社が決まると企業はあなたの名刺や印鑑などを準備してくださいますよね。

当然ながらこれらには経費がかかっています。

これからお世話になる会社に迷惑がかからないようにするためにも、苗字を戻す場合には事前に伝えておく方が良いかと思います。

離婚後に仕事を探すメリット・デメリット

メリット

就職活動に専念できる

あなたはもう「独身」です。

配偶者なしという立場で書類選考、面接に挑むわけです。

企業側もこの年齢で正社員に応募するのですから、腰掛ではなくしっかりと働いてくれるだろうという期待をしてくださるのではないでしょうか。

私の場合、離婚後は、驚くほど書類選考通過率が上がりました。

デメリット

離婚歴があることを伝えなければならないケースがある

ありがたいことに、私は10社以上の企業様と面接をしていただきましたが、その内容は企業によって様々です。

職務経歴や過去どのようなことをしていたか、何が得意でそれをどう活かすことが出来るのかというのをしっかりとアピールしなくてはなりません。

離婚歴があるかどうかを自分からあえて公表する必要はございませんが、私の場合はどうしても過去のエピソードを話す際に婚姻歴があることをお話しないと話の整合性がとれませんでした。

面接を受ける中で、とても良い印象をもっていた企業様でしたので、正直にお話をいたしました。

30代後半で10年ぶりに就職活動をしている女性。

たとえ自分から話さなくても、面接をしてくださる方もなんとなく想像しますよね。

企業にとって重要なのは、「きちんと仕事をしてくれるかどうか」「その企業に馴染める人材であるかどうか。貢献してくれるかどうか」ですよね。

この点をしっかりとアピールすることができれば、離婚歴がマイナスになることはありません。

離婚を決意してからすぐに仕事を探して良かったと思うこと

私は離婚を決意してからすぐに仕事探しを始めました。

とはいえ、企業選びはゆっくりと時間をかけ、納得がいくまで就職活動を続けました。

精神的に落ち込む私を見て、離婚経験のある友人たちは「しばらくゆっくりしたら?」「実家に戻らなくて大丈夫?」と心配してくれました。

しかし、今から思えば休まずに活動して良かったと思います。

それは、以下の理由からです。

求人が多い

ここ数年、人手不足ということもあり、都心は特に求人が多く、仕事が豊富にあります。

私はスキルもなく、ブランクが長い30代後半女性です。しかし、リクナビなど各種転職サイトに登録しておくだけで、企業様からアプローチをしていただいたり、お気に入りに登録した企業からマッチングオファーや書類選考免除といった内容のメールがたくさん届きました。

リクナビNEXT

選択肢は多い方が良いので、できる限り多くのサイトに登録しておくべきだと思います。

仕事探しに専念することで、鬱になるのを防ぐ

10年以上共に過ごしたパートナーと離婚するという精神状況で、他のことを考える気力なんてない。そんなにすぐい気持ちを切り替えることなんてできない。

そう思いませんか?

私は離婚の話し合いを始めてから、一生分くらい涙を流したと思います。

自分でも、あの精神状況でよく仕事探しができたなと褒めてあげたいです。

本来ならば、友人のアドバイス通り少し休んでも良かったのかもしれません。

それでも、前を向いて進んだのは、今なら働くチャンスがあると手ごたえを感じていたことと、心のどこかで社会復帰を願っていたからだと思います。

無我夢中で仕事探しをしている時間は、離婚の寂しさや絶望感を少しでも紛らわすことが出来ました。

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選考通過が自信に

しっかりと自分の人生と向き合い、職務経歴書を仕上げたことで、面接に呼んでいただく機会が増え、幸運なことに3社から内定をいただきました。

もちろん、書類選考で落とされてしまった企業もたくさんありますが、選考が進むにつれ、人生のどん底にある私でも、必要としてくれている企業がある。お役に立てるかもしれない。人から認められているということが単純に嬉しく、自信につながりました。

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最後に

私も就職活動を始める前は、離婚前の方が良いのか、後の方にすべきかとインターネットで同じような悩みを持つ方の体験談を探しました。

私自身の経験から言えることは、決断が変わらないのであれば、少しずつでもよいので情報収集や自己分析など就職活動の準備を始めるべきだと思います。

実際に応募するのは離婚後でも大丈夫。

旧姓に戻ってからの方が、就職活動がすんなりと進むこともあります。

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あなたのこれからの未来のために、ひとつずつ行動を起こせば、きっと道は開けます。

勇気をだして、一歩を踏み出してみませんか?

この記事が、今悩んでいるあなたの背中をそっと押すことができれば嬉しいです。