転職する際には、企業の福利厚生が気になる方も少なくないかと思います。
前職がブラック企業や零細企業で福利厚生が全くなかった場合には、家賃補助やカフェテリアプランなど、各種手当が充実している求人に惹かれる気持ちはよくわかります。
また逆に、前職で福利厚生が充実していた場合であれば、生活水準を下げたくはありませんから同等以上の制度がある企業に転職したいと思うかもしれません。
しかし、私の場合は福利厚生を重視することはありませんでした。
なぜなら、無駄なものはいらないですし、給与が良ければ自分が必要なものに支出することができるからです。
ということで、福利厚生を重視しない理由と、重視すべきは年収ですよねということについて詳しく述べていきますね。
Contents
福利厚生を重視しない理由
給与がよければ自分が必要なものに対して支出できる
福利厚生というと、大きなメリットがあるのは家賃補助、住宅手当といった固定費で大きな割合を占めるものですよね。
大企業であれば会社の寮を格安で利用することができる場合もあるかと思います。
私自身、新卒で入った企業は、住宅手当がかなり大きく、家賃の7割程度は補助が出ていたように記憶しています。
しかし、家賃補助にせよ、ジムなどの施設の利用、カフェテリアプランなど食事手当全てにおいて、そもそもその分の金額を給与に加算していただければ、自分で支払うことができますよね。
中にはお金では買えない福利厚生があるのかもしれませんが(〇〇の権利など)、大抵の場合はお金があれば解決することができます。
福利厚生に費やすお金があるのであれば、その分給与に還元してほしい!</strong>というのが第一の理由です。
各種手当はボーナスの時の算出金額に入らない
賞与が支給される企業で働く会社員にとって、年1~3回のボーナスは楽しみですよね。


私の会社も月給の5か月分~が支給されますので、有難い限りです。
しかし、ボーナスの算出の基になるのは、基本給。
つまり、福利厚生として〇〇手当などが複数ついていたとしても、この手当分はボーナスの金額に影響しません。
また、業績不振など、経営状況によっては手当がカットされる可能性もございますので、できれば複数の手当がつくよりも、基本給を上げてほしい!というのが本音です。
不要な福利厚生が存在する
- 食事会補助
- サークル活動補助
- 社員旅行
- ジム
- 保養所
このような福利厚生がある企業もあるかと思います。
しかし、皆が皆、休日に出かけたいわけではないですよね。
大きな企業でこのような福利厚生がある場合はよいのですが、中小企業にもかかわらず、このように休日に利用するための福利厚生が充実している企業は要注意。
休みの日でも、社内のイベント参加が必須な社風なのかもしれません。
もちろん、家族のようなアットホームな雰囲気の会社で働きたい!という方であれば良いとは思います。
しかし、休日は仕事を離れて自分の趣味に没頭したい、家で過ごしたいという方の場合には、社風と合わない可能性がありますね。
平等ではない
福利厚生は、会社が社員のためを思って充実した制度を整えていることも多いかと思います。
しかしながら、必ずしもその恩恵を全社員が享受できるわけではありません。
例えば、家族手当や保育関連の補助などは、家族がいる人、子供がいる人に限定されますよね。
独身シングルは何の手当もありません・・・・
私自身が離婚歴のあるシングルだから僻んでいるというわけではありませんが、全社員に平等ではない福利厚生よりも、全社員一律でベースアップのほうがうれしいなと思います。
福利厚生は企業側にメリットがある
福利厚生は会社から社員に対する思いやり。
社員にとっては、無料で様々なサービスを受けることができたり補助が出るので確かによいものの、前述のとおり、それよりもベースアップのほうが良い!というのが本音です。
では、なぜ企業はなぜベースアップよりも福利厚生に充てるのかというと次の理由があるかと思います。
- 節税対策
- 企業イメージアップ
- 採用活動に有利
- 給与はなるべく上げたくない(?本音)
ユニークな福利厚生があるとメディアで取り上げられることもありますし、求人広告に「毎年社員旅行で海外に行きます!」などの記載があれば、目に留まりますからね。
福利厚生は経営状況によって、柔軟に変更ができる一方で、一度上げた基本給を下げることはなかなかできません。
ということで、従業員の満足度向上のためにも、福利厚生を充実させている企業が多いのかなという印象です。
福利厚生よりも、年収を重視して転職活動
家賃補助が大きかったり、無料で社員食堂を利用できるなど羨ましいほど福利厚生が充実している企業は確かに存在します。
しかしながら、そのような企業は大抵大手企業で、給与自体も高いことが少なくありません。
一般的には、家賃補助といっても数千円~2万円程度、各種手当も1万円前後といった企業が多いのではないでしょうか。
だとすれば、福利厚生はないよりはあったほうがいいかな程度の位置づけで、月給、賞与や決算賞与の有無、年収を重視したほうがよいです。

繰り返しになりますが、ある程度の年収が期待できるのであれば、自分の給与のなかから好きなものに消費することができますからね。
以上、転職や再就職で福利厚生を重視しない理由について述べてまいりました。
初めての転職活動や、ブランクがある再就職活動の場合、何から始めればよいのか、仕事選びで何を重視すればよいのかわからないと悩むこともあるかと思います。
私自身、30代後半で再就職活動を始めた際は、何をどうすればよいかわからず、不安でした。
ブランクが10年もありましたので、正社員は無理ではないかとくじけそうになりましたが、諦めずに向き合ったことで、今の会社に出会うことができたと考えています。
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