離婚後、自分で生計を立てるために、再就職活動を始めたものの、履歴書の志望動機を前に、何を書けば良いか分からないと悩むことがありますよね。
長年専業主婦だった場合は特に、志望動機は「離婚をするため」と考えてしまうかもしれません。
しかし、現在仕事を探している理由は、 離婚を機に経済力をつけるためではありますが、企業への志望動機ではございません。
企業にとって、あなたが離婚するか否か、また離婚歴があるか否かは 採用に関係のないことです。
そこで、私自身も、離婚決意後に再就職活動した経験から、なぜ 志望動機と離婚をリンクさせてしまうのか。本来志望動機にはどのようなことを書くべきなのかということについて掘り下げていきたいと思います。
履歴書に書く志望動機は「離婚をするため」ではない
生活をするだけの収入がある状態で離婚をする場合と異なり、専業主婦やパート、派遣などの非正規雇用だった場合、離婚後に自らの稼ぎで生計を立てるために、正社員の仕事を探す方は多いと思います。
両親や親族に頼ることなく、独りで生活をするためには、不安定な雇用形態ではなく、保険や年金制度がしっかりしている正社員になりたいと思いますよね。
しかし、ブランクが長く、履歴書や職務経歴書を書くことに慣れていないと、「なぜ再就職をするのか」ということと「なぜ貴社を志望するのか」ということを混同させてしまいがちです。
あなた自身が、離婚という事実に負い目を感じていること、精神的に辛い状況の中で、再就職活動を進めなくてはならないため、必要以上に離婚の事実を意識してしまうからだと思います。
あるいは、あなたが置かれている状況を伝えることで、採用担当者に「この求職者は、離婚をするから、生活のために真面目に仕事をする」と思ってほしいと考えた上でのことかもしれません。
しかし、企業にとって、 あなたが離婚しているかどうかは採用に関係のないことです。
志望動機が、「離婚をするため、正社員として貴社で精一杯働きたい。どんな仕事でも努力したい」では、「ウチの企業でなくても良くない?」「正社員の仕事であれば他でもいいんじゃない?」ってなりませんか。
アピールすべきは、そこではありません。
聞かれてもいないプライベートなことを敢えて自分からする必要はないのです。
離婚後の再就職 志望動機には何を書けば良いか
では、志望動機には何を書けば良いのでしょうか。
どんなことをアピールすべきなのでしょうか。
企業が知りたいのは、あなたが戦力になるかどうかです。
あなたにはどのような経験・スキルがあり、どのような事が得意で、そのことを募集ポジションでどのように活かすことができるのか。
どんなことで企業に貢献できるのかということを知りたいのです。
事実、書類選考を突破し、面接に駒を進めると、面接官から質問されることの多くはあなたの経験やスキルについてです。

しかし、ブランクがあると「私にはアピールできるような経験もスキルも何もない」と落ち込んでしまいますよね。
私は10年のブランクがございましたので、まさにその心境でした。
そもそも、なぜ、自分には何もないと思ってしまうのか。
一体誰と比較しているのですか?
キャリアのあるビジネスパーソンと比較していませんか。
今までの自分の人生について、自分と向き合い、あなたにできること、得意なこと、経験してきたことを全て書き出していきましょう。
自己分析がきちんと出来れば、志望動機でどのようなことをアピールしたらよいか、自分の経験スキルをどのように活かせるかが自ずと見えてきます。
離婚は人生の転機 就職先は自分で考え自分で決める!
離婚と再就職を同時並行で進めなくてはならないということが、どれほど大変かは私自身も経験しているのでよくわかります。
ちなみに私の場合は、転居も加わりましたので人生の転機3つを同時並行で進めたわけです。
更に言うなら、 実家のある地方へは戻らず、東京で仕事を探しました。
今振り返ってみても、30代後半で10年のブランクがあるにもかかわらず、東京で再就職を目指すなんて、とんでもないエネルギーが必要だったと思います。
では、なぜ離婚後の辛い時期にこれほどまでに頑張れたのか。
それはおそらく、離婚を人生の転機だと捉えていたからだと思います。
再就職することは大きな不安でしたが、社会復帰ができる楽しみもありました。
ご縁があって今の会社と出会い、正社員として働き、税金を払い、微力ながら社会に貢献できています。

過去を悔やんでも時間を元に戻すことはできません。
しかし、未来はあなたの行動で変えることができます。
離婚を転機と捉えることができるかどうかはあなた自身の考え方と行動次第なのだと思います。
最後に
離婚という決断に至るまでは様々な葛藤がありましたよね。
専業主婦だったのであれば、 これから先、自立できるのだろうか、金銭的に困窮しないだろうか不安が募ります。
しかし、あなたは今、再就職をして、新しい人生を自分の力で切り開こうという覚悟しているはずです。
離婚に負い目を感じる必要はないのです。
前向きに就職活動をしているのですから、 堂々と胸を張っていいのです。
企業はあなたが思っている程、離婚のことを気にはしていません。
大事なのはあなたが戦力になるかどうか。
自己分析をし、あなたの強み、経験やスキルをどのように企業の求人ポジションに活かせるかどうかアピールしましょう。
志望動機に書くべきことは、離婚のことではございません。