中途採用の内定通知はいつどのような方法で受け取ることができるのだろうか。
何十社もの企業に履歴書を送り、面接に挑み、ようやく内定をいただいた時は嬉しくて安堵しますよね。
しかし、第一志望で入社の意志が固い場合もあれば、選考中の他の企業とどちらにするか決めかねているケースもございます。
このため、内定通知をいただいた後は、面接時の内容と異なる点がないかどうか、給与や休日、残業については言及されているか否かをしっかりと確認しなくてはなりません。
そこで、10年のブランクを乗り越えて正社員として再就職をした私の経験を基に、下記についてまとめていきます。
- いつどのような方法で内定通知書を受け取ったのか
- 内定通知書に記載されていた内容
- 内定通知書を受け取ってから辞退することは可能か
Contents
内定の連絡方法
私の場合は転職サイトを通して求人に応募していましたので、基本的にはサイト内のメッセージ機能を使って応募企業とのやり取りをしていました。
このため、内定の第一報もメール(メッセージ)でいただき、その内容として今後の流れが書かれていたという感じですね。
有難いことに3社から内定をいただき就職活動を終えたわけですが、内定通知書の受け取り方法はそれぞれ異なりました。
内定通知書は企業によっては採用通知書とも呼ばれており、実際に私のケースでは両方の名称で各企業から通知を受け取りました。
内定という行為は、法的に、労働者が行なった労働契約の申し込みに対して、会社が承諾する意思表示を示すものであるため、内定通知書はその意思表示を証拠として示す書類になります。
ただし、内定通知書の発行に法的義務があるわけでなく、その様式や記載項目、発行時期も法的に定まっているものではありません。そのため、内定通知書の記載項目は会社によって様々ですし、内定通知書を発行せず、口頭やメールで内定の連絡をする会社もあります。
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リクナビでは上記のように記載されていますので、小さな会社では通知書を発行しないというケースもあるかと思います。
それでは、実際に私がいつどのように内定通知書を受け取ったのか振り返ってみたいと思います。
いつどのような方法で内定通知書/採用通知書を受け取ったのか
A社:内定連絡後の会社訪問時
A社は私が応募した最初の会社で、そのまま書類選考に通過し、初めての面接。そして、まさかの即日内定ととんとん拍子に事が運びました。
30代後半ということもあり、長く辛い再就職活動を覚悟していましたので、まさか1社目で内定が出るとは思ってもいませんでした。

内定をいただいた時の感想は嬉しいという気持ちと同時に、即日内定なんて大丈夫だろうかという不安が大きかったですね。
A社からは、採用に際しての詳しいお話をしたいということで、できるだけ早い会社訪問を求められました。
しかし、私としては再就職活動のスタート地点に立ったばかりの状態。
あまりにも早い展開に戸惑いがあったということもあり、提示された訪問日の中から一番遅い日を選び、お伺いした際に、採用通知書と労働条件通知書をいただきました。
B社:郵送
B社の場合は、転職サイトを通して内定の連絡と、内定通知書を郵送したという案内をいただきました。
連絡をいただいたのが夕方だったため、実際に通知書を手にしたのは2日後です。
しっかりとした厚手のA4用紙に採用の通知と給与、残業代の計算方法等が記載されていました。
また、詳細な仕事内容や賞与等を話し合うために、後日再訪問の機会を設けていただけるとのことでした。
面接時には希望給与を尋ねられたものの、賞与には言及していなかったため、入社前に雇用条件を確認できるというのは安心感がありましたね。
また、残業はなるべく少ない方が良いとはいえ、サービス残業やみなし残業ではなく、分単位で支給されるということが書面で確認できたのもよかったと思います。
C社:メール添付
C社からの内定連絡は最終面接の翌日か2日後だったかと思います。
うろ覚えで申し訳ございません。
ただ、即日内定をいただいたA社、最後の最後まで入社するか否かを迷ったB社、そして今回のC社のいずれも選考のスピードは非常に早く、結果は翌日~2日後といったペースで進みました。
以前の記事で面接結果が遅い場合もあることを書きましたが、私が応募した企業の多くは、書類選考から1次面接、2次面接ととんとん拍子に進んでいった印象です。

さて、話は戻りましてC社からの内定通知書について。
C社の場合は、内定の一報をいただいた後、添付メールで内定通知書が送られてきました。
また、後日電話で記載内容の説明と、質問の受付、最後に入社の意志確認があったかと思います。
内定通知書(採用通知書)の記載内容
では、内定通知書(採用通知書)にはどのような内容が記載されているのでしょうか。
多くの企業では、最終面接後、内定者への連絡とともに通知書の発行がございますが、法的義務はないために、従業員数が数名といった小さな会社では必ずしも発行されるものではないようです。
また、記載内容も企業によってどこまで詳しく書いているかは様々です。
参考までに、私が実際に受け取った通知書に書かれていた内容は下記でした。
入社日
入社日については最終面接の際に確認があったかと思います。
予め伝えていた内容と異ならないかどうかは注意しておく必要がありますね。
特に、在職中の方であれば退職日の調整が必要になる方もいらっしゃるかと思います。
また、面接の際にはいつからでも働くことができると伝えたものの、実際は1カ月後でないと不可能という場合なども要注意です。
内定をいただきたい一心で、ついつい企業の希望に合わせた返答をしてしまうという気持ちもわかります。
しかし、1日でも早く入社してほしいと思い、あなたを採用した会社からすると、話が違うとなりますよね。
入社後に気まずい思いを避けるためにも、在職中という以外の理由ですぐに入社ができない場合には、「入社日については、できる限り御社の希望に沿いたいと考えています。」など、言葉を濁しておくとよいかと思います。
勤務時間と休日、有給休暇
勤務時間と休日については求人に記載されているかと思いますが、こちらも改めて確認する必要がありますね。
特に、カレンダー通り土日が休みでない場合や、シフト制やフレックス制を導入している場合などは、求人に記載している内容や面接時に確認した内容と相違がないか改めてチェックしましょう。
給与と賞与
転職や再就職の際には、やはり一番気になると言っても過言ではない給与と賞与の項目です。
基本給、各種手当、残業代についてはもちろんのこと、年収に大きな差がでる賞与についても気になるところです。
私の場合は、賞与については後日の面談で改めて説明があった企業と、内定通知書に1年目の賞与が記載されている企業がございました。
お金がすべてではございませんが、自立していくためにはどれくらいの給与と賞与がありおおよその年収はどの程度なのかを把握しておきたいところです。


各種保険、福利厚生、退職金制度、交通費など
その他お金に関する記載事項としては、社会保険完備か否か、住宅補助や福利厚生の有無、退職金制度などがあるかと思います。
また、交通費に関しても、全額支給かどうかは確認しておかないといけませんね。
ハローワークの求人では、都内の企業でも交通費に上限があるような企業がございましたので、千葉や埼玉、神奈川から都心に通勤する方は記載内容をチェックしておきましょう。
この他、試用期間や入社日の持参物といった記載事項がございました。
内定通知書を受け取ってから辞退することは可能か
では、内定通知書を受け取ってから、内定を辞退することは可能か否かということですが、これについては可能・・・ですね。
前述の通り、通知書は内定承諾書ではございませんし、雇用契約書でもございません。
企業側も求職者が内定通知書の記載内容や、詳細な条件面での交渉を経て最終的に決断するというのは理解しています。
最終面接で「御社が第一希望です!」と辞退することなんてありえないくらいのアピールをしていた場合は躊躇するでしょうが、転職・再就職は人生の大きな決断です。
条件を再確認し、迷いがあるようであれば辞退しても仕方がないかと思います。
ただし、辞退をする場合には企業にも迷惑がかかりますので、なるべく早く連絡するのが礼儀ですね。

最後に
以上、実際に私が経験した内定通知書の受け取り方法と記載内容について振り返ってみました。
30代後半で英語を活かせる仕事に就くことができた私が利用した転職サイトや就活の手順については、下記記事でまとめています。
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転職・再就職活動期間が長くなりますと、ようやくいただいた内定で条件が多少悪くても妥協してしまうかもしれません。
しかし、求人や面接時の内容と明らかに異なる記載内容であれば、改めて確認の必要がございます。
通知書をいただいてから返事をするまでは少し時間をいただき、じっくりと考えて入社か辞退かの決断をしたいですね。